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内定者への囲い込み。その実態と対策を紹介します

内定者向け

近年、企業が内定を出す時期が早まってきています。
「優秀な人材は早めに獲得しておきたい」というのが、企業の本音であるためです。今までは内定を出すのは経団連のルールが存在したのですが、それが撤廃されたことにより、ますます早くなってきている、というのが実態です。

就活生は、どうすればいいのでしょうか。
その対策をご紹介します。

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ありがちな就活生の囲い込みの例

ここでは、実際に私が体験した囲い込みの例や、友人の体験談、ニュースサイトなどで報道されている就活生の囲い込みの事例についていくつかご紹介します。

事例1:「将来の経営幹部候補」と厚遇

最もありがちな囲い込みの例としては「将来の経営幹部候補」などとおだてて、ひたすら厚遇するパターンがあります。これは私が内定を頂いた東証一部上場企業で経験しました。

とにかく「社員交流会」などの名目で何回も呼び出し、そこには実際の経営幹部も出席します。そして座談会形式で話をして、さらに「面談があったらいつでも」と言われ続けるのです。
実際に、私もそこで副社長とお話をしました。

頻度は2週間に一度ほど。毎回、都心の素晴らしい超高層ビル内の素晴らしく美しいオフィスに呼び出され「キミは優秀だから経営幹部にもなれるよ」「実力主義だから大丈夫、年齢は関係ないよ」などと言われ続けます。

冷静に考えればそもそも働いていないのですから、経営幹部候補もへったくれもありません。実際に現場で働いてみないと、その人が本当に優秀なのかはわからないのです。
そんな基本的な事実を東証一部企業の幹部クラスの人が知らないわけがありません。ですから経営幹部候補というのは、いわゆるリップサービスなのです。そもそも経営幹部候補コースのようなものもありませんでした。

私はその後、内定は辞退させて頂きました。

事例2:内定後にひたすらインターン

内定を出した直後から「ところで内定者限定のインターンがあるんですが、どうでしょう?」と迫り、ひたすらインターンを詰め込んで就活生を圧迫するパターンです。

これは友人から聞いたのですが、内定を出した直後に担当に人事から「業務内容をより理解するための内定者インターン」の話を聞かされる場合があるようです。週3日ほど呼び出され、そこでアルバイトをするような形になったそうです。ところが実際に行うのは、会社の中の雑務が多いとのこと。

これは明らかに、内定後に予定を埋めて、就活を継続させないようにしているだけです。業務内容を理解する、と言っておきながら、雑務のような仕事をさせるのはおかしいですよね。
本当に会社の実態を理解してほしいのなら、少しでも就職後に関わりがあるような仕事をアルバイトにすべきではないでしょうか。

事例3:女子学生を使った囲い込み

容姿端麗な女子学生を早期内定者として確保し、リクルーターとして内定者の男子学生を説得するパターンもあるようです。こちらは東洋経済オンラインでも紹介されている事例です。

早期内定者をリクルーターにして「私と一緒に頑張ろうよ」などと、内定者の男性を説得しようとします。しかし、実際にその女子学生と同じ部署で働くことはありません。あくまで内定をつなぎとめることが目的です。

「女性経験が豊富ではない理系の男子学生」や「上昇志向のつよい学生が引っ張れる」と紹介しています。これはかなり悪質な事例ですね…。そもそも、そのような動機で入社してもらうこと自体が、会社にとっても学生にとっても不幸なことだと思います。

事例4:就活解禁日にホテルへ缶詰め

就活解禁日に「最終面接前の打ち合わせ」などと称して指定のホテルに呼び出し、そのまま夜の懇親会までひたすら拘束させるパターンもあるようです。

多くの大手企業が今でもかつての経団連ルールを守っており、就活解禁日に内定が出るパターンもあるのです。そのような企業に人材を流出させたくない企業が、このように囲い込むことがあるようですね。

といっても、現在では就活解禁日を守っていない企業も多く存在するため、このような手法は果たして有効なのか?と疑問が残る手法ではあります。

囲い込みにあったら、きちんと考えよう

さて、私も少ない内定の中から囲い込みにあったくらいですから、このような手法は蔓延しているといっても過言ではないのかもしれません。

囲い込みは、体験するまで分かりません。「今からあなたを囲い込みます」宣言してくれる企業はいないからです。なので、あくまで経験してから考えるしかありません。

落ち着いてこの企業で働きたいか?考える

あれ、これ囲い込まれてる?と思ったら、落ち着いて自分がこの企業で働きたいのかを考えましょう。具体的には「自分の強みが発揮できるイメージがつくのか」というポイントを考えましょう。

会社に自分をはめるような行為は、よくありません。そのような会社であっても、結局は仕事の中で自分の強みを発揮している人が評価されているのです。ムリに向き合って、楽しくないことをひたすらやるのは自分が壊れてしまいます。

自分の強みをきちんと発揮させることができるのかを考えましょう。

内定辞退は礼儀正しく

内定を辞退すると決めたら、きちんと礼儀正しくお断りするようにしましょう。
電話でもメールでも構いません。また内定辞退があったからといって、あなたがその会社からマークされるようなこともありません。人事は忙しいのですから、大丈夫です。

誠意をもってお断りしましょう。

内定者の囲い込みの事例まとめ

囲い込みだと思ったら、まずは自分でしっかりと考えましょう。
また、あまりにも悩むようなことがあったら、周囲の人に相談するのも良いでしょう。

あなたが納得のいく選択ができることが、もっとも重要なことです。
冷静に判断を下しましょう。

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