就活で避けて通れないのが、グループディスカッション。
誰でも初めて、というものがあるものです。この記事では、グループディスカッションが初めての人のために、どんなことを準備すればいいの?ということをご紹介します。
グループディスカッションの本質は、議論を楽しむこと
とにかく最初は、リラックスして臨んでください。
なぜか?世の中の60%の就活生は、グループディスカッションに苦手意識を持っています。つまり、どんぐりの背比べです。極める必要などありません。
そして、もう一つ。企業はあなたが議論を楽しむ姿を見たいのです。ガチガチの論理や、他者を圧倒する迫力などはいりません。
なぜか?グループディスカッションは「この人と一緒に働いたら面白そう」を議論を通じて思ってもらうのがゴールだからです。
ちょっと考えてみましょう。
全てにおいて他者を圧倒している人と、一緒に働きたいと思いますか?
何を言っても完璧なロジックな人と話したいと思いますか?
それが評価される会社もあるでしょう。ですが、ごく一部です。
この人と働きたいなあ、と思って貰わないことには内定は出ません。
なので、ビジネスマンとして魅力的な議論が出来ることがゴールになるのです。
初めてのグループディスカッションで必要なマナー
では、ビジネスマンとして魅力的な議論が出来る人とは何か。
そこまで難しいことではありません。いくつかのポイントをご紹介します。
最初に仲良くなっておくこと
ぎくしゃくした関係からは、良い議論はできません。
例えば相手のことをよく知らないのに「それはちょっとおかしいですね」とは言えませんよね?
なので、会場に着いたときから同じグループの人とは仲良くなっておくべきです。
ただ仲良くなっておくといっても、旅行に行ったり、飲み仲間になろうというわけではありません。議論をすすめる上で、必要なだけ和気あいあいとした雰囲気を作っておけばいいのです。
時間もありますし、自己紹介しておきましょうか。
私は○○大学の☓☓です。よろしくお願いします。では、次の方…。
最初に気まずい雰囲気でも、このように自分から話すことで「コミュニケーション能力がある」という評価になります。仮にここを面接官が見ていなかったとしても、後々の議論は絶対に有利に進みます。
できればここで、グループメンバーの性格も見極めておきましょう。大人しめの人なのか、よく喋る人なのか。専門は何なのか。
合っていなくても構いません。そのような仮説を持っておくということが重要です。後ほど、それが話を振るネタになるからです。
はっきり、聞き取りやすく喋る
ハキハキした人と、ボソボソ喋る人。
この二人の能力が同じだとしたら、採用したいのはハキハキした人ですよね。
グループディスカッションでも、ボソボソと話す人は評価されません。面接官は「ビジネスマンとして魅力のある人」と働きたいからです。聞き取りやすく、ハッキリと話しましょう。
またこれと同じで、ダラダラと話す人も一緒に働きたくないですよね。とりとめもなく話すのではなく、「一番言いたいこと」を頭の中でまとめてから話しましょう。ダラダラと話すのでは、周りの人もイライラしてしまいます。
分からないことは何でも質問
自己紹介の終わった後でも、グループディスカッションの間でも、とにかく分からないことは何でも質問しましょう。面接官に質問するのもありです。
分からないことがきちんと質問出来ない人ほど、グループディスカッションは苦手になります。
わからないのはあなたの頭が悪いのではなく、議論が雑なのです。もしくは、質問がおかしい。なので、そこは突っ込んでおくべきなのです。正しくツッコむことは、基本的にプラス評価です。
良い答えは、良い質問からしか生まれません。
そしてもう一つ。実は、面接官はあえておかしな設問を作ることがあります。
例えば「無人島に何か一つ持っていくものは?」というお題があったとします。しかしよくよく考えてみると「無人島」がどんな島か、よくわかりませんよね。
ヤシの木が生えるような南の島も、もちろん無人島です。では、一年中雪に覆われた無人の島は?これも無人島ですよね。南の島と雪に覆われた島では、持っていくものは全然違うはずです。
なので、就活生は質問をするはずです。そして人事はこれに気がついた学生を評価するのです。
周囲の話を聞いて、意見する
話すことがない…というのも、グループディスカッションに苦手な人にありがちな悩みです。
必要なのは、周囲の話を聞いたら、自分なりに噛み砕いて、意見を言うことです。
ちなみに、周囲の話を聞かない人は論外です。
殆どのグループディスカッションは、明確な答えが無いように作られています。つまりあなたの意見は、絶対的に正しいわけではありません。もし自分の答えが正しいと思っていたら、それは間違いです。
明確が答えがなくても、きちんと取り組めるかどうかが見られているのです。実際のビジネスの現場でも、答えがない問題ばかり。だからこそ、周囲の話をきちんと聞いて、自分の意見を変化させることができる人が求められているのです。
周囲の意見を聞いたら自分なりの理解を話し、自分はこう思った、という理解を話すだけでもチームへの貢献になりますよ。
「ついやってしまうこと」に気をつけよう
議論をしていて、ついつい貧乏ゆすりをしたり、ペンをカチカチしてしまう…
そのような癖、ありませんか?
何度も繰り返していますが、「一緒に働きたい」と思ってもらうことがグループディスカッションでは一番なのです。貧乏ゆすりが気になる人や、ペンをカチカチする人は、魅力度もだいぶ下がってしまうでしょう。
それ以外にも、他人の発言をやたらと遮ったり、肘をついて話すなどはおすすめしません。どんなに素晴らしい意見でも、態度が悪ければ評価されません。
何がグループディスカッションで見られているのか
「一緒に働きたいと思うか」が最も重要なのですが、ではそのために企業が気にしているポイントは何なのでしょうか。いくつかのポイントをご紹介します。
対人コミュニケーション能力
きちんと挨拶ができるのか、気まずい状況でもコミュニケーション力を発揮して議論ができるか。こういったポイントが見られています。
企業からすると、あなたのコミュニケーション能力は面接ではわかりません。面接は1対1ですが、実際の会社で働く上ではチームで動くときが殆どだからです。
なので、グループディスカッションを開催しているのです。よって、最もアピールすべきなのは面接ではわからない対人コミュニケーション能力であるといえるでしょう。
協調性
否定ばかりしている人は、話していてもつまらないですよね。それと同じで、否定ばかりしている人は一緒に働きたいと思ってもらえません。
周囲を見て、チーム全体がベストな状態に持っていくにはどうすべきか?を考えた発言をしましょう。
問題なのは「自分はこういう傾向がある」ということを自覚できていない時です。例えば、否定ばかりしている人は、無自覚に相手を否定していることが多いですから、気をつけましょう。
また、協調性というのはチーム全体を俯瞰する能力でもあります。「賛成しているのか、否定しているのか、分からない」ような意見ばかりを言っている人はチームに貢献できていない、という評価になってしまうのです。
また、発言できていない人に向けて「○○さんはどんな意見をお持ちですか?」と聞いてみるのもよいでしょう。チーム全体を、ベストな状況に持っていくために必要なことをしましょう。
論理的思考能力
「それはなぜですか?」「つまり、どういうことですか?」という質問をしてみると、論理的思考能力が高いという証拠になります。
ただ質問するだけでは意味がありません。今進んでいる議論がおかしいのではないか?と考えてみることも、論理的思考能力に含まれます。
また、自分の意見をきちんと筋道立てて話せるか、も重要になります。常に「なんとなくこうだと思いました」では、ビジネスの世界で説得力を持たせることはできません。
また、論理的思考能力が身につくと新たなアイディアが降ってくることもあります。つまり、発想力も身につくのです。
ニュースを読みながら、そのように考えてみると論理的思考能力は鍛えられます。きちんと向き合ってみましょう。
初めてなら、グループディスカッションの練習をしよう
グループディスカッションの練習には、実際にやってみるのがベストです。
友人たちと集まってやるのも非常に効果的ですが、それ以上に良いのは実際の選考のグループディスカッションに出てみること。
Meets Companyは、毎回グループディスカッションがついてくる合同説明会イベントです。
開催回数も多く、地方でも開催しているため、練習にはもってこいと言えるでしょう。
しかも特別選考までついてくるため、きちんと対策すれば内定まで貰えるかもしれません。
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初めてのグループディスカッション対策のまとめ
いかがだったでしょうか?
グループディスカッションは、楽しいイベントです。実際に就職したらこのようなグループで動くことが増えるわけですから、ある意味最も実践的なやり方でもあるのです。
あなたがきちんと議論を楽しむことが、実は最も重要です。グループディスカッションを楽しみましょう!
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