やりたいことなんかねーわ!何なの就活って。
みんなやりたいことを面接で言うけど、アレほんとなの?
就活をやっていると、必ず一回は頭によぎるであろう「やりたいことなんか、自分あったっけ」という疑問。それで悩んでいる就活生、意外と多くないですか?
私もそんな一人でした。その後、どういうわけか紆余曲折を経て上場企業で人事関連の仕事をすることになり、かつての自分を振り返ってみて思うことを書いていきます。ちなみに、こういう時の答え(=やるべきこと)はとってもシンプルです。やるべきことが分からない皆さんの参考になれば幸いです。
就活でやることがないなら…形から入る。
さて、さっそく結論。
やりたいことがないなら、就活の形から入ってください。それだけです。
だから、やりたいことがないせいで、
形式的な就活すらできないから、迷ってるんですけど?
…そんな就活生の恨み節が聞こえてきそうなので、もうちょっと解説します。
ここでいう「形だけ」というのは本当に上辺の理由だけで就活を始めて、企業を選んでみるということです。就活は椅子取りゲームです。とにかく選んでエントリーしないと、内定という選択肢すら持てません。内定がない状態で悩んで選択肢を獲得する時期を逃すくらいなら、雑でもいいのでエントリーしてください。
じゃあ、どのくらい雑でいいのか。
- 家から近い
- 社名だけでモテそう
- 丸の内や赤坂みたいなキラキラしたところで働きたい
- 同じ仕事をしないから仕事中に眠くならなそう
- 美人・イケメンが多そう
- 定時で帰れるホワイト企業がいい
…etc
はい、このくらいでいいです。
仏様もびっくりな、煩悩の塊みたいな志望動機しかないですね。本当にひどい。でも、これでいいんです。
就活でやることがない人は「秒で動け」
このような「我欲丸出しな、働いてみたい会社の特徴」を書いてみましょう。3つくらいあればいいです。
次に、それらの条件が当てはまりそうな業界と会社を探しましょう。例えばホワイト企業が多い業界を探してみたり、イケメンや美人が多そうな会社を調べてみるといいでしょう。ちなみに、その視点で言うと損保業界はイケメン・美女率高めです。あとはサ○バーエージ○ントなんかもそうですね。
会社を調べましたか?まあ「この文章を読んでいる殆どの人は、会社を書き出してなどいない」ことは筆者はよく知っています。が、書き出したわずか数%の人のために、記事を進めますね。
次にGoogleの検索画面を開いて、書き出した会社名を入力してください。その会社のホームページをクリックします。そして「採用」というリンクを探してください。そうするとおそらく「新卒採用」というボタンがあるので、それを押します。すると「エントリー」というボタンが表示されるので、それを押してください。
はい、お疲れ様でした。…ね、簡単でしょ?
やりたいことがなくても他の人や企業は待ってくれない
「…いやいや、ちょっと待て」という方。
いろいろ言いたいことはあるでしょう。「不安だ」という人も「志望動機どうするんだよ」という人もいるはず。
ですが、他の就活生は待ってくれないのです。あなたが迷っている間に、あなたが入りたいと思った企業の学生のエントリーは着々と積み上がっていきます。迷っていて、どうすればいいのか分からないくらいなら、何も考えずにとりあえず申し込んでください。
なぜなら新卒採用をやっている企業、特に有名企業や上場企業は、黙って座っていても彼氏・彼女候補が列をなしているような、とんでもない美人やイケメンと同じだからです。数千・数万人という学生から「好きです!御社に入りたい!」と言われ続けているのですから。
そして内定をもらえないと、そもそもあなたが企業を選べません。つまり選択肢にすらならない。なので、とりあえず選択肢として検討できるところまで行ってください。悩むのはそれからです。とにかく、秒で動いてください。
就活でやりたいことがない人は、普通のこと
…と、いろいろ圧迫するようなことを書いてしまいましたが、大学生のあなたが就活でやりたいことがまったく思いつかないのは「普通」です。というか、やりたいことがある人ですら「やってみたら違った」というのが普通です。
例えば私は就活生時代に結局「マーケティングをやりたい」と言いふらすことになり、実際に社会人になってマーケティングの仕事をやりました。ですが、実際にやってみたらイメージと全く違うんですね。憧れのマーケをやってみたら、書類を見てパソコンで数字をカチカチするだけの、実につまんない仕事だったんです笑
なので、あなたの周囲の「〇〇をやりたい!」「✗✗をやりたい!」と言っている人も、そんなもんです。そもそも人は学習する生き物です。やってみないとわかりません。やってみて違わないなら、むしろ人として全く成長していないことになります。それは社会人として実にヤバい。そっちの方がおかしいんです。
なので、今のあなたが焦る必要はありません。いま、やりたいことがある人は全く偉くありませんし、それもどうせ間違ってます。就活をしている時点で、みんなスタートラインは一緒だと思ってください。
ただ、それを自覚した上できちんと言語化しようと努力することは非常に重要です。いわば「スタートラインに形だけ立ってみる」ということですね。そうすると、いろいろな発見があるものです。
「やりたいことがない人」は「形だけ就活」で言語化される
「それでも分からない、お前が言っていることは怪しい!」という人は、自分が嫌いな食べ物のことを思い浮かべてください。ちなみに私はとろろが苦手です。
さて、あなたがいま苦手な食材や料理は、あなたが生まれた瞬間から嫌いだったんでしょうか?私も、生まれた瞬間からとろろが苦手だと思っていた?
…そんなこと、あるわけないですよね。あなたがいま嫌いな食べ物は「口に入れてみて良い思いをしなかった」から嫌いになったはず。仮にあなたにとってアレルギー性の食べ物があったとしても、それは「一度食べたから分かった」のではないでしょうか?
好きな食べ物も同じですよね。一度食べて、良い思いをしたから好きになったはず。
企業もそうなんです。食わず嫌いではなく、食べてみてください。それも本気で。きっかけが煩悩丸出しでも全く構いません。申し込んだら、本気で選考対策をしましょう。それでどうしても好きになれないなら、一歩前進です。なぜなら
「どんな企業が『向いていない』のかわかった」
という、素晴らしい発見をしたから。「何もやりたいことがないから、なんにもエントリーできなかった」という状態からすれば、かなりの進歩と言えるのではないでしょうか。
だからこそ、秒でエントリーするんです。そして、本気で選考対策する。それで違和感があったら、なぜかを考える。このプロセスをきちんとやればあなたがやりたいことが、見えてくるはず。
これが「就活やりたいことがない人」だった筆者が考える、唯一のシンプルな答えです。
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