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「業界研究とか意味ある?」な就活生が知っておくべき、効率的な対策をご紹介

就活初心者向け
就活生
就活生

業界研究とか、マジで意味わからん!
オレは商社に行きたい!世界を股にかけて活躍したい!

就活生
就活生

なんかー、広告業界とかかっこよくない?
それじゃダメなの?

…という就活生、いませんか。
ちなみに私はこのパターンでした。「業界研究なんかクソ、意味あるかよ派」に属していた就活生が、上場企業に入って人事をやった結果…

業界研究やった方が、就活生は楽

に転向しました。
なぜそうなったのか?ということを、かつて真面目系クズ就活生で、その後人事関係者になった私が解説したいと思います。

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業界研究の意味はなにか

そもそも、なぜ就活生が業界研究をやったほうがよいのか。
それは「自分と相手が納得するためです」。

業界研究のゴールは「言えるようになること」

業界研究というのは、その業界の特徴や商流、仕事の内容を理解した上で、なぜその業界を目指しているのかを言えるようになる、ということ。
重要なのは「なぜそこなのかを言える」ということで、単に知って満足する「業界オタク」では業界研究としては不足しています!

「業界オタク」がダメな例として、ただの鉄道オタクが鉄道業界に受からないのは有名な話です。
理由はいくつかありますが、主には「お客様として鉄道が好き」と、「サービスを提供する立場として鉄道が好き」は全く異なるからだと筆者は考えています。

業界研究をしないと、どうなるのか

ここで勘違いしてはいけないのは「その業界がカッコいい」「年収が高い」というだけでは「言える」に入らないということ。
しないとどうなるのか、例を挙げましょう。

面接官
面接官

なんでこの業界を目指してるの?

就活生
就活生

この業界に憧れているからです!

業界研究をしないとこういう面接になります。そして、落ちます。
理由は「憧れている」だけではすぐに辞めるからです。

これは、採用する側に立って考えてみればわかります。入社してから

新入社員
新入社員

働いてみてわかったんですけど、別の業界に憧れました。
もう辞めます!

企業<br>(本音)
企業
(本音)

いや、それ、就活中に分かったよね?
なんでウチの企業にそうやって損害を与えるわけ?

となる可能性が非常に高いのです。
(あなたがそう思っていなくても、世の中はこういうケースが圧倒的多数。そして、あなたを知らない他人である企業は「そういう人なんだな」と判断するのです。)

企業は入社する前から、あなたの机や名刺を用意したり、受け入れ先の部門の人員を調整したりして「すでに投資をしている」のです。企業はあなたの趣味のような好き嫌いだけでその投資が吹き飛ぶのは勘弁してほしい、と心から思っています。

それに、あなたの時間もムダにしていることになります。もうちょっと就活中に掘り下げておけば、入社するはるか前の就活中の段階で「こっちの業界の方が好きだった」ということが分かったかもしれません。

つまり、業界研究をしておかないと「会社もあなたも損をします」。

業界研究をするとどうなるか

業界研究を済ませておくと、どうなるのでしょうか。

面接官
面接官

なんでこの業界を目指してるの?

就活生
就活生

「お客様と向き合いながら、インフラとして社会を支える」業界だからです。

私はお客様とお話しながら、同時に社会を支えるような仕事に憧れています。この業界であれば、その2つが同時に叶うと考えたからです。

これで、落ちる可能性はグッと下がりました。
この例では「なぜこの業界でなくてはいけないのか」をきちんと語っているからです。「この業界である理由」がある以上、好き嫌いといった趣味で辞めることもなくなる、と企業は考えます。それ加えてそれなりに研究熱心で、ちゃんと準備をしてきていることもわかりますね。

繰り返しになりますが、「きちんと言える、言語化されている」ことが業界研究のゴールになります。業界オタクがゴールではありません!

業界研究はどうすればいいのか

業界研究のゴールはいったんわかりましたね。
それでは、どうやって進めていけばよいのでしょうか?以下に答えを考えておくべき質問と、想定される質問をそれぞれまとめたので、参考にしてください。

Q1.その業界の成長率は?

想定される質問

面接官
面接官

うちは業界が伸びてる/伸び悩んでいるけど、何がキミにとって魅力なのかな?

その業界が伸びているのか、伸び悩んでいるのかで、面接の内容が大きく分かれることがあります。

例えば伸びている新規事業を抱えている場合は、新卒に求められるのは「新しいお客様を獲得する上で努力をできる人材なのかどうか」になることがあります。つまり、面接官は「努力ができるか」を聞いてくることが多いです。

その一方、あまり伸びしろがない市場の場合は既存のお客様との関係が重要になるので、現状を突破するような努力よりも「今のお客様を大切にできるか」といった素質が見られることが多いです。

市場が成長しているか、していないかで話がまったく違ってきます。その上で、何が魅力なのかを整理しておくことで面接を突破することができるでしょう。

Q2.業界のリーディングカンパニー(TOP企業)は?それはなぜ?

想定される質問

面接官
面接官

なんで業界1位の●●さんじゃなくて、ウチなの?

どの業界にも「その業界を牽引する存在=リーディングカンパニー」が存在します。例えば自動車ならトヨタでしょうし、スマホならAppleでしょう。あまり知られていない業界にも、そういった会社は必ず存在しています。

これを知らずに面接に行くのは非常にやばいです。全く信用されずに、サクッと落ちます。
例えば野球が好きなのに「プロ野球を知りません」という人がいたら、どうでしょうか。信頼できないですよね。

「どこが1位で、主力の商品は何か」ぐらいは知っておかないとその業界の人と話ができないと考えておきましょう。そして、面接では「なんで(1位じゃない)ウチなの?」と聞かれることも多いです。そして、それにも答え方のテンプレートがあります。

こちらの記事で答え方のテンプレートをいくつか紹介しているのですが、弊サイトのLINEの友だち登録で見れるようになります。

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Q3.その業界のトレンドは?次の潮流は?

想定される質問

面接官
面接官

うちの企業が目指しているところ、知ってるよね?
キミはそれにどんな風に貢献できると思う?

その業界のトレンドを見極めておくと、面接官の質問の意図が分かるようになります。

新卒のあなたがきちんと活躍できるようになるのは、どう見積もっても2-3年後。働き盛りになるのは10年以上先のことです。そして、そのときにはどんな業界であっても何らかの変化を迎えているはず。
面接官は、その時のことを見据えてあなたに質問しています。

例えばIT業界であればクラウド化やIoTへの大きな流れがあり、自動車業界であれば自動運転への注目があります。銀行であればフィンテック、商社でも企業ごとに長期的な戦略は異なっています。

そういった大きな流れを見据えた上で、どう貢献できるのかを考えておきましょう。

Q4.その業界は、どこで利益が上がっているのか?

想定される質問

面接官
面接官

うちの強みはなんだと思う?

あなたがよく知っている企業でも、意外な部門から利益が上がっていることはよくあります。例えばソニーは製造業意外にも、金融や保険に強いです。五大商社は、事実上の投資銀行だとよく言われますね。

どのようにして利益を上げているのかを知ることで、その業界の人がどんな仕事をしているのかがわかります。人材業界はどうやって売上を得ているのか?広告代理店はなぜ儲かるのか?商社は、何の取引でどうやって利益を出しているのか?

こういった質問に答えることで、「働いてみたらイメージと違いました」という事態を避けることができます。

Q5.その業界で、新卒がやる仕事はなにか?

想定される質問

面接官
面接官

ウチはこういう仕事が多いけど、大丈夫?

業界ごとに新卒がやらされる仕事はかなり違います。それを理解しておくことで、あなたが入ってから仕事を辞める、ということを回避することができます。

  • 商社
    ひたすら電話番
  • コンサル
    グラフを作って上司に捨てられる、の繰り返し
  • 広告代理店
    営業資料作成
  • メーカー
    工場勤務と家電量販店スタッフ
  • 人材
    広告営業

このように、その業種と「新卒がやる可能性が高い仕事」は全く異なるのが現実です。大企業がいきなり新卒にその企業の中核となるような事業に関わらせてくれるはずがない、ということを覚えておきましょう。

逆に、現実を知っておくことで「入社後のギャップ」を減らすことができます。

業界研究の情報を入手するには

では、こういった質問に答えるためにはどういったことをすればよいのでしょうか。一次情報と、二次情報に分けて考えることができます。

  1. 一次情報
    説明会や社員座談会、インターン、OBOG訪問、面接など
  2. 二次情報
    採用ホームページ、企業広報、IR資料、就活サイト上の業界研究記事など

おすすめなのは二次情報→一次情報で動くこと。
二次情報は情報としては浅く、誰でも見れる一方で「いつでも見れる」という利点があります。この記事も二次情報です。

そのため大まかな流れを捉えるために使いましょう。だいたい掴んだところで、「これがわからない」という疑問が出てくるはず。それを説明会や座談会、インターンで担当者にぶつけてみるのです。

また、面接中でも何らかの情報を得ようとする態度は重要です。わからないことは素直に聞く態度は、かならず評価されます。
自分で概要を掴み、わからない部分は一次情報として個別に聞く。これが業界研究の大まかな流れになります。

業界研究で、あなたも幸せに働ける

業界研究をきちんとこなし、自分がなぜ働きたいのか、なぜその業界がいいのかをきちんと言語化しておく。これは「あなたがそこで働く理由に納得する」ということでもあります。

納得しなければ、内定を得ても就活のゴールとは言えません。
内定後、入社して短期で辞めてしまう人は「納得していない」ために会社を辞め、また就活に舞い戻ってしまうのです。

あなたの時間をムダにしないためにも、まずはきちんと業界研究することをオススメします!

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