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「お祈りメール」が来たら返信は不要。ただし例外もある

就活苦労人向け

就職活動をしたら、誰しもが必ず経験するであろうメール。
それは「お祈りメール」です。

お祈りメールとは、「企業からの不採用通知のメール」です。メールの最後に「○○様の今後のご活躍を”お祈り”申し上げます」という文言が書かれているパターンが多いことから、「お祈りメール」と言われるようになりました。つまり「お祈りされた」とは、「不採用通知が届いた」という意味です。
また就職活動に限らず、転職活動においてもこのようなメールが使われていることから、転職でも「お祈りメール」は使います。

では、返信すべき?と思うかもしれません。
結論から言うと、基本的に返信は不要です。それでも例外はあります。
詳しくご紹介します!

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お祈りメールに返信は不要

お祈りメールはたいてい以下のような文面です。

○○様

慎重な選考を重ねました結果、今回は貴意に添えない結果となりました。
選考にご参加頂いたことを感謝申し上げます。また選考の内容に関しては、一切の回答を控えさせていただきます。

○○様の今後一層のご活躍をお祈り申し上げます。

そして返信不要です。理由は、機械的に送っているからです。
大企業であれば、毎年何千、何万人という募集者がいます。そういった募集者に対してミスなく選考を行うため、採用管理ツールと言われる専用のツールで管理しているのが普通です。
このお祈りメールは、そのツールから機械的に送っています。

さらに、人事は落ちた人には基本的に構ってくれません。次の選考に進む、社員に近い人をケアするのが新卒担当の仕事だからです。

第一志望に落ちた場合はくやしいかもしれませんが、こうなったら手立てはありません。挽回するケースもなくはないのですが、非常に難しく、おすすめできません。以下の記事で取り上げていますが…やめておいた方がいいです。

気持ちを切り替えて、別の企業の選考に参加しましょう。

悔しい!なんで問い合わせできないの?

気持ちはよく分かりますが、ダメです。
なぜなら、企業にとってはあなたが挽回するのを待つよりも、優秀な候補者を相手にする方が生産性が高いから。

仮に問い合わせOKにしたとしましょう。つまり企業は就活生に「なぜあなたは失敗したのか」という理由を教える、ということです。そうすると就活生は、それを改善すれば良い、ということになります。つまり、同じ人が選考を何回も受けることになる。
就活生としては、非常に良い話です。

ところがこれ、人事にメリットがない
なぜなら人事は自分が勤めている会社の人事であって、社外の人たちの面倒を見る人事ではないからです。そして就活生はあくまで「社外の人間」であり、会社の人間ではないのです。
重要なこととして、人事にもお給料が出ています。つまり、会社のお金を使っているのです。会社のお金を使って、会社の発展のために何か行動するのなら良い。ところが、就活生という社外の人にそこまで親切にしてあげて、会社にとってどういうメリットがあるのでしょうか?
そもそもフィードバックをあげた人が、必ず入社してくれるとは限らないのですから、時間の使い方としてはかなりお粗末です。

だから問い合わせはNGなのです。お答えできません。
それよりも優秀な社員になりそうな人を相手にしたほうが、会社が前に進みやすいと言えます。

だからこそ、就活生としても切り替えないといけないのですね。

お祈りメールの亜種「サイレントお祈り」

お祈りメールの亜種として、サイレントお祈りというものがあります。
こちらは選考の後に何らかの不手際があり、企業からのメールが一切送られなくなるものです。就活生からするといきなり連絡が途絶えるので、不安になるのです。

こういう場合は、問い合わせてみるのが一番です。
一週間経っても何も起こらない場合は、まずはメール。3営業日経っても返事がないなら、電話してみましょう。

■メールの場合
件名:選考結果通知のお願い

○○株式会社
人事部 新卒採用ご担当者さま

☓☓大学XX学部の●●と申します。
△△日○○時からの面接に参加したのですが、
その後の合否の連絡が確認出来ておりません。

つきましては、合否についてご連絡頂けませんでしょうか。
お手数おかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

XX大学XX学部○年
●● ●●(フルネーム)
(メールアドレス)
(電話番号)
(住所)

■電話の場合
☓☓大学の●● ●●と申します。人事部の新卒採用担当のご担当者様で間違いございませんでしょうか?
先日、△△日○○時からの面接に参加したのですが、私の方で合否の連絡が確認できておりません。申し訳ありませんが、選考の結果をお知らせ頂けませんでしょうか?

こういうトラブルは、特に中小企業などで起きやすいです。
中小企業だと今でもエクセルを使って、候補者一人ひとりを手動でチマチマ管理しているところも多いんですよ…。機械ではなく人間がやっているので、こういうミスがよく起こります。
たまに合格だったのに単純に通知が漏れている場合もありますので、ぜひとも問い合わせてみることをおすすめします。

お祈りメール返信の例外:個人的にお世話になった場合

基本的には、メールに返信するのはやめておきましょう。
また問い合わせても基本的に返信はないです。

ところが、例外があります。それは個人的にお世話になった人がいる場合です。
この場合でも、簡潔に済ませましょう。

個人的にお世話になったら:簡潔にお礼をする

例えば、何度も面接を通じてお世話になった人であったり、共通の知人・友人がいる場合、誰かから紹介してもらった場合などは、やはり一筆連絡を差し上げるべきだと言えます。

ところが、こういうのは定型文でお礼してもしょうがないです。せっかくなので、最低限のマナーは守りつつ、個人的なことを簡潔に書きましょう。

Re:選考結果につきましてご連絡

○○株式会社
人事部 △△さま

☓☓大学XX学部の●●と申します。

例1:△△さまには、面接で何回もお世話になりました。
特に的確なフィードバックを頂いた事には、本当に感謝しております。
例2:お互いの共通の友人がいるとのことで、
非常に心強く感じておりました。今度は友人としてお会いできれば幸いです。

結果は残念ですが、この経験を糧に今後も努力いたします。
今回は本当にありがとうございました。

XX大学XX学部○年
●● ●●(フルネーム)
(メールアドレス)
(電話番号)
(住所)

また、メール以外の個人的な連絡手段(SNSなど)を知っているのだとしたら、そちらから連絡したほうがよいでしょう。メールだと、埋もれちゃうんですよね…。

またメールでもSNSでもそうですが、長々と書くことはよくありません。何がどうお世話になったのかを簡潔に書きましょう。個人的なパートは、2-4行くらいがよいですね。それ以上は書きすぎです。

お世話になった人がいるなら、そちらにも連絡する

また企業担当者の他に、個人的に紹介してもらった人やエージェントなど、いろいろとお世話になった第三者がいるはずです。落ちたら、その人にも簡潔に連絡しておきましょう。

最後はポジティブに「この経験をもとに、一層努力します」などで結ぶと綺麗ですよ!

お祈りメールは次へのステップ

企業は基本的にテンプレートの内容を送ってきているのですから、返信する必要もありませんし、何かを無理に聞き出すこともできません。
またリベンジもできません。就活とはそういうものです。

お祈りメールは次につなげるためのステップです。
しっかりと振り返って、次に繋げるようにしましょう!

またお祈りメールで落ち込んでいる場合はこちらの記事もおすすめです。
宮崎駿さんの話とかしてます。笑 息抜きにどうぞ!

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