なんか、就活がうまくいかないんだけど…
周りがどんどん内定が出てるのに、やばい気がする…
就活をしていると「思ったよりもうまくいかないな…」ということがあります。私もかつて就活をやり、第一志望群から落とされまくったり、不採用通知が立て続けに届くと「こんなはずじゃなかったんだけど…?」と思うことが沢山ありました。
そこで、ポンコツ就活生として1年間50社以上から落とされまくり、その後上場企業で人事関係者を経験した私がうまくいかない時のコツをご紹介します。
就活がうまくいかないステップ別の対処法
まず、就活がうまくいかないのには理由があります。どのステップでつまづくのかによって、だいたいの理由を推測することができます。
バラバラなんだけど…?という方も安心してください。後にその理由を紹介します。
1.ESや履歴書など書類選考で落とされることが多い
エントリーシートや履歴書といった書類選考で落とされることが多い、という人は理由が主に2つあります。
- 日本語や文法がおかしい
- 「ES受けする言葉」を使っていない
そもそも日本語がおかしい
日本語や文法がおかしいと、エントリーシートや履歴書といった書類選考の段階で落とされることが多いです。例えば敬語が変だったり、文章の主語がなかったり、「単純に読みづらい」文章は落とされる傾向があります。
まず、自分の文章が読みづらくないかを就活仲間や友人に聞いてみるのが1番です。文章が得意な友達に自分の文章を読んでもらい、気になったところを指摘してもらうのが良いでしょう。
ちなみに、エントリーシートで要求される日本語力はそこまで高くありません。敬語オタクになる必要はなく、ちょっと改善すればすぐに通過できます。
「ES受けする言葉」がない
ESには「企業が実は書いてほしいキーワード」というものがあります。
「チームワーク」だったり「チャレンジ」だったりと、企業ごとに異なりますが、エントリーシートには必ず使ってほしい単語というのがあるのです(もちろんその単語がないからといって一律に落とされることはなく、全体的に評価されます)。
例を出しましょう。
「理想の人材像:協調性のある人材」という会社があるとします。そんな会社に、以下のようなエントリーシートを提出したら、どうでしょうか。
Q.協調性を発揮して困難を乗り切った経験を教えてください。
A.ビジネスコンテストで優勝した経験です。
課題設定から問題探索、分析と発表まで行いました。
これは駄目な例です。そもそも「協調性」を求めていると書いているので、「協調性」や「チームワーク」という言葉を使って同じことを説明するだけでよいのです。
A.ビジネスコンテストでチームワークで優勝した経験です。
仲間と協力して課題設定から問題探索、分析と発表を協調しながら行いました。
このように書き加えるだけで、通過する可能性はかなり高くなります。
企業によってどんな言葉が「ES受け」するのか?は、採用資料を見たり、同世代のESが集まるUnistyleやONE CAREERといったサイトを見てみましょう。
2.一次面接・グループワークで落とされることが多い
書類選考に通過しても一次面接や、グループワークで落とされることが多い方はビジネスマナーが守れていないか、面接のコミュニケーションが成り立っていない可能性が高いです。
ビジネスマナーが守れていない
一次面接で見ているのは、ごく基本的なビジネスマナーが守れているかどうか、コミュニケーションが取れるかどうかです。
- スーツがヨレヨレ
- ネクタイやシャツがおかしい
- 敬語が(度を超えて)不自然
- 遅刻するのに事前連絡がない
こういった人は、落とされます。「学生なのにビジネスマナーを守る必要があるの?」と思う方もいるかもしれませんが、多くの学生が守っていることを破るメリットはありません。
面接官にとって「一緒に仕事をしたいと思うか?」が面接で1番重要な問いですから、マナーを守れない人と一緒に無理に仕事をしたいとは思いません。
コミュニケーションが成り立っていない
コミュニケーションが成り立っていないと、落とされることがあります。ただ、一次面接で落とされるのは「かなり基本的な受け答えができない人」です。
あなたの強みを教えてください。
潤滑油です!
(チームの中で潤滑油のような人になれるのが自分の強み、だと言ったつもり)
え?潤滑油?どういうこと?
こういう人、けっこういるんです。
だいたいの原因が「就活で緊張し過ぎなこと」なのですが、「そもそも日常会話でもズレた会話をしている人」というパターンもあります。対処法としては、ある程度の面接の経験を積むこと、そして友人など普段から付き合いのある周囲の人に「自分はズレた質問の応え方をしていないか」を聞いてみることが重要です。
これは、きちんと練習すれば改善します。本番でしか練習できないわけではなく、人材紹介会社とのキャリア面談で練習するということも可能です。
ちなみに人材紹介会社でも面談に付き合ってくれる会社と、あまり真面目に取り組んでくれない会社があります。どの会社が面談に親切に付き合ってくれるのか?は、以下のLINEで配信しているので、ぜひ友だち追加をお願いします。
3.二次面接以降で落とされることが多い
二次面接以降で落とされることが多い人は、「業界・企業研究が足りていない」「熱意を訴えられていない」という可能性が高いです。
業界・企業研究が足りていない
業界や企業研究が足りていない人は、二次面接以降で落とされる傾向があります。その企業のことを知らない人は、話していて分かるからです。これは別に特殊能力ではなく、ふつうの人でも分かることです。
もちろん、面接官としてはきちんと準備ができている人の方を採用したいので、準備ができていない人を面接で通したいとは思いません。
きちんと業界研究や企業研究、OBOG訪問といった準備を積むのが対処法になります。
熱意を訴えられていない
業界研究や企業研究ができていても、落とされる人は「熱意が足りていない」もしくは「熱意が訴えきれていない」という可能性があります。
- なぜ働きたいと思っているのか?
- なぜこの会社でないと駄目なのか?
- 会社に本当に貢献したいと思っているのか?
といった質問に答えられないと「入社への熱意がない」「すぐに辞めそう」という判断になります。採用した人が入社してからすぐに辞めてしまうことほど、面接官にとって嫌なことはありません。
対処法は、きちんと準備をし、熱意を訴えようと努力することです。ちなみに、弊サイトでは「熱意が伝えやすい面接の答え方のテンプレート」も提供しています。気になる方はどうぞ。
4.様々な選考段階で落とされる人
「いや、特定の選考段階で落とされるというよりも、いろんな企業のバラバラな選考段階で落とされるんだ!」という人もそれなりにいるでしょう。ちなみに、私もかつて就活生だったときはこのパターンでした。
これの原因は「そもそも就活の軸がない」です。
就活の軸がない=就活を甘く考えている
就活を軽く考えていると、最初はよくてもパラパラと様々な企業で落とされていき、最後には「もう持ち駒がない…」という状態に陥ります。
- 知名度や規模にこだわって大手ばかり受ける
- 振り返りをしない、反省しても改善しない
- 業界や職種について表面的にしか知らない
こういった人の特徴は「就活を甘く考えている」ということ。多少、喋れて面接ではある程度ごまかせたとしても、あなたが生まれる前からその業界にいた百戦錬磨の役員や社長まではごまかせないのです。
まずは、なぜ自分が就活をしたいのかを考えましょう。失敗した経験者の話を聞くのもよいでしょう。その上で、自分がやりたいことのためには就活は本当に必要なのか?を改めて整理してみると、自分が進むべき道がはっきりしてくるはずです。
うまくいかない就活にはリフレッシュも大切
原因と対処法をご紹介してきましたが、うまくいかない就活には休憩も大切です。一週間程度なら、旅行に行ったりしたところで就活の進捗はそこまで変わりません。私も就活中に東北地方に一週間ほど旅行に行ったことがありました。
適度に休みつつ、就活を改善させていきましょう!
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