スパッと内定をとる「とりあえず内定」が出来ない…
スパッと内定をとる「とりあえず内定」が出来ると思っていた。
でも、できない。
学歴も経験も悪くない。
実際に選考もある程度、進む。
ただ、内定が取れない。
なんでだろう…?
…はい。これは私の実体験です。
当時の私は分からずにとても苦労しました。そして就職してからは人事の仕事に関わるようになり、ダメだった理由がよく分かるようになりました。
「とりあえず内定」をもらいたいのに出来ない人には、共通点があるんです。
それは、自己認識が致命的に甘いということです。
「とりあえず内定」が出来ないのは、自己認識が甘いから
無根拠な自信で準備をしない
就活で実は最もダメなことは「準備をしない」ことです。
なぜでしょうか?
あなたが人事になったつもりで考えてみてください。準備をしてこない学生と、きちんと準備をしてきた学生がいたら、当たり前ですがきちんと準備をしてきた学生をとりますよね。
人事からすると、たとえ話している内容が嘘だとしても、準備をしてきたのは評価できます。ところが、何の準備もしてこない人は評価のしようがありません。
無根拠な自信で、何もやらないことが一番の罪なのです。
実は、私もダメ就活生だった頃は、いろいろな理由をつけて準備をしませんでした。
「自分は留学経験もあるし、大丈夫」
「難関企業のインターン経験もある」
「ビジネスコンテストでの優勝経験もあるし」
「自然体で話せる企業がいい」
などと、いろいろな理由をつけて準備をせずにいろんな企業に行っていた。
…はい、これがそもそもの間違いでした。
就活は試験と違って、統一的な判断基準はありません。ビジネスコンテストに優勝したからといって、その企業できちんと活躍できるのかは全く別問題なんですよね。なので、人事からすると「そんな話を聞いてもウチで活躍できるとは限らんし」というツッコミが入ってしまいます。
根拠のない自信をまずを改めましょう。
あなたの素晴らしい経歴を人事に伝えたいなら、もっと別の良い方法があります。
自己分析をしない
自己分析は、自分のためにやるのではありません。
自分を他者に知ってもらうために、どういう言葉を使うべきかを知るのが自己分析です。
自己分析をすればするほど、自分のことをどういう言葉を使って他者に伝えるべきなのか、が分かるようになります。「自分がいつもやっていたことは、客観的に他人を見るということなんだな!」という、言葉の変換が出来るようになるからです。
自己分析は、無根拠に自信がある人ほどやりません。
「自己分析?分析なんかしなくても、自分のことは良くわかっているよ」という、全くとんちんかんなことを言い出します(自分がそうでした)。実は、こういうことを言っていること自体が自分を分かっていない何よりの証拠なのですが、それすらも当時の自分は分かっていませんでした。
なので、まずは自己分析をやってみましょう。自己分析をすると、自分の良さを他人に伝えるためにどうすればいいのか、よくわかります。
言葉を選んでいない
そして無根拠な自信に溢れている人が最もやりがちなのが、「言葉を選ばない」ということ。
同じ内容でも言葉を選ぶだけで、聞こえ方は全く異なります。例を見てみましょう。
Q.あなたの強みは?
A.私は好きなことであれば、誰よりも情熱を注ぐことができます。
これだけでは、聞いている側からすると全くダメです。
「ウチの仕事は楽しいことだけじゃないけど。そこはどうなの、ちゃんと仕事してくれるの?」というツッコミが入るからです。実はどんな仕事にも辛い部分はあるので、これは全員から入るツッコミですね。
Q.あなたの強みは?
A.私は好きなことであれば、誰よりも情熱を注ぐことができます。
裏を返すと、興味のないことに向き合えないのは、今の自分の弱みです。
ですが私はチームワークで、周囲の人から指摘されれば必ず改善します。
それがもう一つの強みです。
チームワークを重視し、自分の弱みを補いながら、
情熱を注いで仕事をさせて頂きたいです。
これで「ウチの仕事は楽しいことばかりじゃないけど〜」というツッコミは完封できますね。
実は、上も下も言っていることは大して変わっていません。しかし、ツッコミを回避しつつ、最後に「情熱を注いで仕事をしたい」というところまで持っていけるのは評価できます。
就活とは、基本的に自分を売り込む行為です。きちんと言葉を選んで、相手に自分のことを魅力的に思ってもらいましょう。
全く言葉を選ばすに魅力的に思ってもらうことはできません。
どうすれば「とりあえず内定」できる?
「とりあえず内定」できない学生の共通点は、自己認識が甘いことです。
では、どのようにすれば「とりあえず内定」できるのでしょうか。
まずは「とりあえず内定」を取った仲間と話そう
「とりあえず内定」をしたいなら、まずは本当にとりあえず内定を取っている人と話をして、刺激をもらうのが一番でしょう。
自分に足りていないところがどこなのか?を知ることができます。
自己分析を極めている人もいるはずです。自己分析ノートを何冊も埋めている人もいるでしょう。もしくは、何度もグループディスカッションを練習して対策を立てている人もいるでしょう。自分と正反対の人と話をして、刺激をもらうのが一番です。
迷っているなら、そういう人に連絡して、会ってみるのが「とりあえず内定」の近道です。
刺激をもらって、頭が揺さぶられるような経験を何度もすることが、人ととしての器の大きさに繋がりますよ!
リクルーターと話す
プロのリクルーターと話すのも、刺激をもらえます。リクルーターは、そういう学生を何人も見てきた人たちですから、対策をいろいろ教えてくれるはずです。
またリクルーターには、一般に公開されていない求人情報が集まっているものです。リクナビなどの大手サイトには出てこないような案件も、たくさん持っていたりします。
(なぜそうなるのか?というと、リクナビのような求人媒体は掲載するだけで課金されるパターンが殆どだからです。企業もコストは切り詰めたいですから、リクルーターに話を持っていくだけで済ませたい需要がたくさんあるということです。ちなみにリクルーターは、紹介した学生が内定をもらうことでお金をもらえます)
非公開求人や、特別選考枠などを使いこなして、「とりあえず内定」を実現させましょう。
何より、リクルーターと話すというアウトプットだけで就活を有利にすすめることができます。
リクルーターと話せる即日内定イベントMeets Companyなどもありますので、そちらもぜひ申し込みましょう。
唯一の理由を見つける
企業に入りたい、とりあえず内定が欲しいなら、「唯一の理由」があれば簡単です。
「唯一の理由」とは、なぜあなたがこの企業に入りたいのか?という質問に対する本質的な答えです。他の選択肢よりも良かった、ではありません。あなたがなぜこの企業に入りたいと思っているのかを、きちんと伝えましょう。
この企業を通してしか、できないと思っていることがある。
自分の過去と結びついているので、この企業に貢献したいと思う。
そういう「唯一の理由」を語ることが、最も簡単に内定をとる近道です。
これは女の子に告白するときと同じなんですよね。告白する時に「他の女の子よりも良かったから」というセリフでは、往復ビンタを喰らいます。
「自分の性格と、どう結びついていて、どういう未来があると思っているのか」を語りましょう。唯一のストーリーを語ることで、一緒に働きたい!と思ってもらえるはずです。
「とりあえず内定」が欲しい学生がすべきことのまとめ
- 実績を出した仲間と話す
- リクルーターと話し、イベントに行く
- 唯一の理由を語る
筆者がダメ就活をする中で、これはやっておけばよかったな、と後悔していることは以上の3つです。人事としても、これをやっている学生は本当に強いなと思います。
きちんと正しい行動をすれば、就活で結果を出すことはできます。
正しく行動するには、実際に結果が出ている人たちと付き合うのが一番なのです。
毎年5000人が内定を決めているイベントなどもありますので、そちらもぜひ申し込んでみてください。
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