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【元・就活嫌いによる】嫌いなりに就活をサクッと終わらせる、内定をもらえる考え方を紹介します

就活苦労人向け

当サイトの運営を主宰しているYMです。
この記事では、就活が嫌い・怖い人向けに、嫌いなりに内定をサクッと獲得するための考え方をご紹介していきます。

その前に、私の話を少しだけさせてください。
私はかつて、筋金入りの就活嫌いでした。どのくらい嫌いかと言うと、

  1. 就活が嫌すぎて卒業を遅らせたい」ために一年卒業を遅らせる
  2. そこから就活をトータル1年以上やって50社から落とされる(当時は超好景気で、売り手市場と言われていた)
  3. あまりにも受からないので、コンサル→外資→日系大手→ベンチャーと志望業界をコロコロ変える
  4. 最終的には「親を安心させるため」に80人ほどの企業に新卒入社
  5. が、そこも一年で辞めてしまう(つまり就活失敗)
  6. その時点で企業社会すら嫌になり、個人事業主という名のニート状態に転落
  7. そのままほぼ無職状態でコロナ禍に巻き込まれる

…という、普通の人なら2-3ヶ月で終わらせることもある就活を、フルに3年くらいかけて七転八倒してきたという経歴を持っています。

その後は転職し、今は毎年就活ランキングに載っている某上場企業の正社員です。つまりコロナの真っ最中に内定を獲得してます。
なので、ニートのたわごとではありません。その点はご安心ください笑

正直にぶっちゃけますね。
このフルコースをやった私の感想は「就活を舐め腐ったばかりにいらない苦労をした」です。はっきり言って、全然オススメできません。
今の就活生みなさんは、こんな非効率なことはやめたほうがいいです。私は本当に幸運で、最後になんとか辻褄を合わせられた。それだけです。

就活に関しては人の何倍も無駄な苦労をしてきた私ですが、一つみなさんに提供できることがあります。
それは優秀な内定モンスターによる内定獲得術ではない、就活が嫌いな人向けの就活論です。

「いやお前、就活失敗しとるやんけ」という声が聞こえてきそうですね。
確かに就活そのものは失敗でした。それは事実です。

が、実は最初の会社を辞める前から人事関連の仕事はずっとやっていました。個人事業主(フリーランス)時代にも、人事施策に関わる形で業務委託をやっていました。そもそも就活が嫌いなくせに人事関連の仕事をすることが多く、それらの経験を通して「ああー、だから就活生時代の自分はダメだったんだな」という発見は、沢山させてもらいました。

そして最後にその反省を生かした集大成として、就職ランキングに載る大企業を受けに行き、内定をいただきました。その企業は奇しくもかつて新卒採用面接を受けて落とされた企業でした。もちろん中途採用なので事情は多少異なりますが、それでもある意味リベンジを果たしたというわけです。

その経験から、就活を(結果的には)早く終わらせることができ、かつ幸せになる方法を語っていきます!

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そもそも、なぜ就活するのか?

さて、就活嫌いとしてこの質問に答えないわけにはいきません。
「なぜ就活をやるのか」という質問に明確に答えられないと、就活が嫌いになります(少なくとも私はそうでした)。そもそも就活はめんどくさくて不快なもの。それに加えてやる理由もわからないと来れば、嫌いになるのは当然のことでしょう。

就活から逃げ続け、ひたすらバトルしてきた私が思う「就活の目的」は

就活は、「自分が」幸せな環境を見つけるためにやる

ということ。つまり就活はあなたが幸せな状態を作るために、いろいろリサーチをして検討をする期間であり、そのための手段でしかないということです。

就活を通して幸せになるとか、なに言っちゃってんの?

となると就活嫌いな人の頭に浮かんでくるのは、以下のような疑問かもしれませんね。

大学生
大学生

就活を通して幸せになる?
企業で働くのが幸せなんて、ありえないっしょ。きっしょ。

大学生
大学生

私の幸せ?丸の内のキラキラOLを目指せってこと?
そんなの嫌なんだけど。

でも、落ち着いてください。そうではありません。
就活ではあなたが幸せな瞬間だけを取り出して、それを沢山経験できるような環境を探そう、ということです。

例えば、あなたは周囲の人に世話を焼くのが大好きな性格だとします。大学のゼミやサークル活動でも、いつも裏方に回って準備や段取りを考えるのが好きです。そして「○○さんは気が効くね」と言われるのが好きなタイプだとしましょう。

となると「○○さんが気が効くね」という言葉が嬉しいのは、おそらくどんな企業に入っても変わりません。社会人になったからといって、性格まで完全に変わることはありえないからです。

つまり「○○さんが気が利くね」というセリフが沢山聞けると、あなたは幸せになれるというわけです。この自分の好きなセリフが沢山聞けそうな環境に行くのが就活のゴールなのです。
このセリフを聞くためだけに、業界や職種を選び、選考対策をする。
これが「自分の幸せな環境を見つけるためにやる就活」です。

でも、高収入ホワイト&美男美女が集う大企業で働きたい!

「自分の幸せな瞬間を増やすのが、就活のゴール」の意味は、何となく分かってきたかもしれません。しかし…

「私、お給料を沢山もらえるのが幸せです」
「オレの幸せは定時で帰れるホワイトなワークライフバランス」
「イケメン or 美女がいっぱいいる丸の内企業でキラキラしたい」
「社名を言うだけでモテる企業がいい!」

こういう「幸せ=お金・企業の地位論者」もいます。こういう人に「就活は自分が幸せになれる環境を探すことなんだよ」というと

大学生
大学生

オレの幸せはお給料を沢山貰えること。
だから、社員の平均年収が高い順に選考を受けていきます!

…ということになります。実際、私もそう思っていた時期がありました。
ですが、いろいろな先輩のパターンを見てきた経験から言いましょう。もっと深堀りして考え直した方がいいです。

新卒で年収2,000万でも幸せにならない友人

「お金を沢山貰えるのが幸せなんだ!」論の極端な例は、私の友人に一人います。彼はアメリカの大学院で数学の博士号を取得。その後「お金が沢山もらえるところが良い」と言って、人工知能のリサーチャーとして米Facebookに新卒入社しました。

彼はいま、20代半ばにして年収2,000万円以上を得ています。世界最高レベルの頭脳を持つ同僚に囲まれ、素晴らしい大学のキャンパスのようなオフィスで働き、年収も超高く、勤める企業の知名度も最高です。さぞ幸せに見えますよね?

ですが、彼はいま「辞めたい」と私に何度も相談しています。「辞めたら欧州の大学院に入り直して、無給でいいから研究生をやりたい」とまで言っている始末です。

なぜか。それはFacebookは彼にとって「自分が幸せになれる環境ではなかった」からなのです。年収2,000万円でも、会社の知名度も、素晴らしいオフィスも、彼にとっての幸せではなかった。無給でもいいから、自分が幸せになれるところがいい。それがFacebookに入ってみてから分かった…。というのが、彼の言葉です。

お金も、地位も、あなたを救ってくれません。それよりもあなたにとって嬉しい言葉を投げかけてくれる人の存在が、あなたを幸せにしてくれます

「幸せな環境を探す」就活のステップ

さて、そんな幸せな環境を探すための就活に必要なのは、どんなことなのでしょうか。

1.きちんと言語化する

まずはきちんとした言語化です。自分がどんな時に幸せなのか?それはなぜ?を、言語化する必要があります。

大まかには、以下のようなステップを踏んで、あなたが嬉しかったときのエピソードを整理していきます。

  • 自分が身近な人から褒められる時に言われる言葉を思い出す
  • その言葉から、具体的なエピソードを思い出す
  • 説明できるようにまとめる

以下の記事では、このやり方の具体的な方法を扱っています。

2.「自分が嬉しいこと」と企業との接点を探す

ここまで済んだら、企業側の情報を調べましょう。自分が嬉しいと思った状況が、沢山溢れていそうな企業や業界・職種を探すということです。
自分のことばかりを研究していては、ただの独りよがりになってしまいます。現実も知る必要があるのです。ここでのコツは主に2つ。

  1. 自分である程度調べたら、わかる人に相談する
  2. 視野を広く。わからないことを否定しない

それぞれ解説していきます。

2-1.わかる人に相談してアドバイスをもらう

自分がある程度調べたら、業界のことが分かる人に相談しましょう。

手始めは親でもいいです。面接では、どうしても自分とは世代が違う人と話をすることになります。世代の違う人と、きちんと話す練習を積んでおくことはとても重要です。親世代と話すことは世代のギャップを埋める良い訓練になります。

親に話すのは恥ずかしいから嫌、という人も多いはず。
そこで活躍するのが、きちんとした相談相手です。できれば業界のことを知っている人がよいですね。先輩を頼ってみたり、OBOG訪問をしてみるのも手です。

この時、経験者に聞く際はかならず「仮説」を持っていくこと。

自分はこういうことに喜びを感じる。今、この業界に興味があって、その理由は○○という点が、自分が嬉しいと感じるポイントと共通点があると思ったから。この〇〇は、実際のところ合っているか。働き続けられそうか、聞きたい

こういう「仮説(自分なりの考え)」を持って、それを検証するつもりで質問してください。OBOG訪問でも、先輩を頼るのでも、必要なのはその検証という態度です。

2-2.視野をオープンに。わからないことを否定しない

そしてもう一つのポイントは「視野を広く取る」ということです。
いろいろ調べていくと、「自分にはこの業界しかない!」と思いつめてしまうことがあります。が、別の業界でも実は似たようなことをやっている職種はかなりあります。例えば広報が得意そうだと思ったら、何もマスコミしか向いていないわけではありません。事業会社にも広報部はあります。また広報と似たような仕事をしている部署もあります。

自分の知らない業界、わからない業界の可能性を無理に否定しないようにしましょう。

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