就活は疲れますし、なるべく早めに終わらせたい。
労力をかけずにやりたい!
私も就活生の時に、そう思っていました。
…まあ、見事に失敗して一年も就活を続ける羽目になりましたが笑
就職後、人材業界の方と仕事をするようになり、人事の仕事もやりました。
そして、わかったことがあります。就活は適当でOKです。力を抜きつつ、最後に自分が納得すればいいんです。それ以外に真理はありません。
では、なぜそうなのか。どうやったら適当にやれるのか。ご紹介します。
消耗するくらいなら適当にやった方がはるかに良い
なぜ適当の方がいいのか。
それは就活は恋人探しと一緒だからです。
あなたが、新しい恋人募集中だとします。ですが、前の恋人とトラウマがあって、しばらく異性とコミュニケーションは取りたくない。そんな状態で、恋人が自然に出来たりするでしょうか?
もちろん、出来ないでしょう。(あなたが絶世の美女とか、目を見張るほどのイケメンだとしたら別ですが)何のアピールも、アタックもしていないなら、何も起こらないのが普通です。
ですが、忘れてはいけません。あなたはそれでも恋人募集中なのです。
就活も同じです。あまりにも断られて、消耗してしまった。でも、内定はもらいたい。
そこで疲れたので、行動が鈍ってしまったら?恋人が勝手に出来ないのと同じで、勝手に内定が来ることはありません。でも内定は欲しい。さらに焦る…。
そんな状態になって行動が鈍るくらいなら、最初から適当に行動し続けた方がよいです。
恋愛も就活も、やり直しがききますからね。
最初から白馬の王子様や絶世の美女と付き合うのは諦めて、ステップアップさせればよいのです。就活も最初から内定を取ろうとするのではなく、適当にやりながら改善すればいい。それだけの話です。
適当にやる=力を入れる所を選ぶ
適当にやるといいつつ、全てが適当で良いわけではありません。
私は全てを適当にしたので失敗しました。が、適当に「終わらせる」なら、「終わらせる」ための最低限の努力はしなくてはいけないのです。
じゃあ、それってどこ?というポイントをご紹介します。
最初のヤマ:筆記試験(SPIなど)
まず、筆記試験対策はきちんとやりましょう。
これは夏休みの宿題みたいなものです。本気でやれば、一週間かからないくらいのものです。
SPIなら、テスト一週間前にテキストを一冊だけ買いましょう。そして何周かするだけでオシマイです。
提出直前の夏休みの宿題並みに頑張りましょう。そうしたら2日で1周はできます。一週間やれば3周以上はできる計算です。が、そもそも間違えたところを重点的にやればいいので、2周目以降は2日もかかりません。
外資系などでは、GMATというアメリカのセンター試験のようなものから問題が出ます。
が、これもやることは一緒です。本を買って、グルグルしましょう。
もっと適当にこなしたいなら、友達から答えを教えてもらうという手段もありますね。…が、暗記が得意で、なおかつ間違えているかもしれない情報を元に努力できる人向けだと思います。
(ちなみに、私はできませんでした。どうせ一週間の縁ですから、正攻法でやりました)
2つ目のヤマ:最初のエントリーシート(ES)
エントリーシートが2つ目のヤマになります。
といっても、筆記試験ほど面倒ではありません。自分の良さそうな経験談をピックアップして、言葉で装飾しましょう。
エントリーシートの半分以上は、同じような質問だらけです。なので使い回しできます。
メモ帳に何パターンか書き出して、保存しておきましょう。あとは企業ごとに組み合わせれば、それだけでOKです。
これって合コンと同じなんですよね。男性は最低限の清潔感と、ある程度面白い話のネタをいくつか持っていけば、連絡先の交換くらいはしてもらえますよね?
エントリーシートも同じです。最低限のマナーと、テンプレートを答えればひとまずはOKです。そんなに労力をかけるべきポイントではないのです。
3つ目のヤマ:二次面接以降
最後のヤマが、二次試験以降です。
一次面接は、雑にふるいにかける作業だと思ってください。そこで落ちる企業は、そもそもあなたに向いていないということです。
そういう企業に時間をかけるのは無駄ですから、対策しなくて大丈夫です。
二次面接に呼ばれたら、その企業の研究を始めましょう。
なんと言えばいいのか、どのようなことをやっている企業か、どんな人を求めているのか。
恋愛でも、デートをセッティングするなら事前に考えておくはずです。お相手がどういう性格だから、どんなポイントで何を提供すれば喜んでもらえるのか。考えますよね?
企業研究とは、まさにそういうことです。
選考から落ちたら適度に改善しておく
それでも、選考から落ちることはあります。
でも、そんなものです。恋愛でも、どうせ世の中全員の異性からモテる人などいません。変にメンタルをやられるよりも、気楽に構えて次に行くほうがずっと生産的です。
ただし、落ちたのは事実ですから、適度に改善しましょう。
改善しないと、あなたのこれからの時間を無駄に奪うことになります。
- 話したネタがまずかったのか
- 態度がまずかったのか
- 企業研究がそもそも間違っていたのか
そのくらいです。原因が雑に分かったら、改善しておきます。それだけです。それ以上、追求してもしょうがないのですから。
あなたは内定を取るべきであって、失敗した要因を探求する人ではないはずです。
内定を選べるなら、粗末にするな
さて、あなたも就活の最終段階。内定をいくつかもらえたとしましょう。
実は、ここが最大のヤマです。内定を選べるなら、納得の選択をしましょう。粗末にしては絶対にいけません。
内定が最初に出ると、なんとなく流されてしまいがちです。その企業に働く自分の姿が想像できますからね。内定承諾書の提出まで求められると、ついつい折れてしまいそうになります。
しかも年収が高い!充実の福利厚生!とまで言われると「おお…!」となってしまいます。
しかし!しかし、よく考えましょう。
これも恋愛、いえむしろ結婚と同じなのです。安易にプロポーズを受けるべきではないかもしれません。いくら年収が高いお相手でも、パワハラをしてくるなら将来は考えづらいですよね。それでもプロポーズされたら、頭の中がお花畑状態になってしまうものです。
ここはいったん、あなたの人生にとって、最良の選択かどうか?を考えましょう。ひょっとしたら、年収の高さや福利厚生の充実度合いではないかもしれません。
適当でも「納得する」ことが一番重要
適当な就活でも「最後に納得できるか」が重要です。
恋愛でも同じです。世の中の半分は異性です。今のお付き合いしている方が全人類の中で「最良の選択」かどうかは、誰にも分かりません。ひょっとしたら、もっと良い方はいくらでもいるかもしれません。
ただそれでも人間は決断をします。恋愛をしますし、結婚もします。
それは納得しているからです。
就活も同じです。
適当だろうと、正攻法だろうと、ズルい手段だろうと、最後に自分の決断に納得できるかどうか、です。もし後ろめたい気持ちがあるなら、もう一度考え直してみましょう。
「適当就活」のまとめ
- 消耗して動かないくらいなら、適当でもいいので動くこと
- 筆記試験、最初のES、二次面接以降だけヤマを張る
- 落ちたら適度に改善。行動をやめてはいけない
- 内定だけは粗末にしない。納得の決断をすること
内定は、どれだけ納得できるかの勝負になります。
みなさんが納得の内定を獲得できることを祈っています!
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