グループディスカッションで、面接官に何が見られているのか分からない。
そんな方には、ただ一つだけ気をつけるべきポイントがあるのです。実際に、私はこのコツを掴んでからグループディスカッションで落ちたことはありません。
それは「嫌なヤツにならない」ということ。
どういうこと?という方に向けて、きちんとご紹介していきます。
グループディスカッションは「1対多」を見る面接
グループディスカッションとは、4-8人程度の志願者が一つのグループに集まって、あるお題に関する議論を行う形式の面接です。
グループは5人程度が最も多く、最後に議論内容をまとめて発表するパターンが最もポピュラーです。新卒採用を行う1/4の企業で実施されていると言われています。
そもそもなぜ、ここまで多くの企業がグループディスカッションをやるのか。
それは企業が学生の「1対多」の能力を見るためです。
企業からすると面接では「1対1」の能力しかわかりません。ところが、実際の仕事では多くの人と関わりながら、周囲と協調し成果を出していくことが求められます。それは面接ではわからない能力です。なので、実際にチームで仕事してもらおう!というのがグループディスカッションです。
あなたがもしサッカーチームに選手を採用する立場なら、実際にサッカーをプレーしてもらうのが一番ですよね。面接ばかりやっていてもサッカーの能力は分かりません。それと同じです。
では、面接官は何を見ているのか。
たった一回の議論でその人のことなんて分かるわけないじゃん…。そう、たしかにその通りなのです。ですが、明確に「ヤバい人」は分かります。それは、以下のポイントです。
グループディスカッションで面接官が見ているのは「嫌なヤツではないか」
はい、たったのこれだけです。
そもそも、就活そのものがかなりシンプルで「一緒に働きたいと思える人」を選んでいるだけ。これはどんな大企業でも、中小企業でもベンチャーでも共通しているポイントです。
あなたが友達を選ぶ時のポイントと、基本的に一緒なのです。
つまり「この人とは一緒に働けなさそうだな」と面接官が思うとゲームオーバー。そうでないなら、ひとまずクリアできる、というわけです。
グループディスカッションでは、「集団の中で嫌なヤツ」にならなければ勝てます。
そして、それはあなたが「うわあ、嫌な人」と思う基準とそこまで変わりません。
NGポイント1:貧乏ゆすりなど、気になる癖がある
- ずっと貧乏ゆすりをしている人
- ペンをカチカチしている人
- 髪の毛をずっとクルクルしている人
- 肘をついて偉そうに喋る人
- メモばかりとっていて、議論に参加してくれない人
あなたが話している前にこういう人が現れたら、ちょっと違和感がありませんか?
そして「この人とはもうあまり話したくないなあ」と思うのではないでしょうか?
こういう癖があると、仮に発言内容がよくてもイマイチな評価をしてしまうはずです。あなたがそういう評価を下すのですから、面接官は尚更です!
ちょっとドキッとする人は、癖を直すようにしましょう。
こういった癖は就活のうちに直さないと、入社後に苦労するのも事実。なぜならこういう癖が積み上がると「あの人と話したくないなあ」という評価になります。そのように周囲から思われている人には、最終的には仕事が回ってこなくなるのです!
会社組織でも、やはり人間の集まりですから、そういうことが起こります。直せるうちになおしておくのがオススメです!
NGポイント2:他人を圧倒して話し続ける
グループディスカッションは面接の一部です。つまり、見られています。
そこで人によっては「なんとしてでも評価されたい」と考え、他人を圧倒しようとする人がいます。
ところが、これは典型的な「嫌なヤツ」。一緒に働きたい、という評価はつきません。
サッカーチームの採用の例で考えてみましょう。面接では雄弁で「自分はサッカーができます」と語る人物がいたとします。ところがサッカーををやらせてみたら、とんでもない自己中心的な振る舞いしかしない。これではもちろん、サッカーチームには入れませんよね。
グループディスカッションという面接で他人を圧倒する人は、このように周囲からは見られています。
あなたが嫌だと思うような激しい自己主張はやらないようにしましょう。
「チームで働く基本的な能力がない人」という評価になってしまいます!
NGポイント3:議論を放置する・参加しない
逆に、他人を圧倒したがる人がいた場合、それを放置するのもNGです。
あくまでチームで成果を出さなくてはいけません。自己主張の激しい人がいたとしても、なんとかコントロールしようとすることで周囲からは「ああ、一緒に働きたいな」と思ってもらえます。
逆に放置してしまうと「この人には厄介な人が居た時は黙っちゃうんだな」という評価になります。そのままずっと黙っていると「黙っているからそれ以外に評価しようがないな」となってしまうのです!
圧倒しようとする人がいる場合は、周囲と共にコントロールし、少しでも有意義な結論が出せるように努力しましょう!
グループディスカッションに貢献することで、面接官の評価が上がる
チームに貢献して、不完全でも実りのある議論をしようと努力すること。
これが、グループディスカッションで最も評価される近道です。
実りのある議論をするためには、やはり役割分担が一番良いですね。もちろん、やらないという選択肢もあります。が、チームの議論を前進させるために必要なら、ぜひとも役割を最初に決めてみましょう。
グループディスカッションの役割分担
ここでは、最もよくありがちな役割分担をご紹介します。
どの役割だから評価されやすい、ということはありません。姿勢が評価されるのですから、どの役割にも等しくチャンスはあります!
- 司会
議論を進行させる。詰まったら、方向を再定義して前にすすめる。 - タイムキーパー
時間管理の責任を負う。議論の方向を時間から逆算して誘導する。 - 書紀
意見を書き出して、チームが混乱しないようにする。 - その他
様々な立場から臨機応変にチームに貢献する。
グループディスカッションの進行
ここでは、かんたんに進行についてまとめます。
- 自己紹介(※時間開始前も可能)
かんたんに自己紹介。お互いに話しかけやすくする。 - お題についてきちんとチームで理解する
チームで共通の理解をするようにします。 - それぞれ考え、アイデアを出す
チームでアイデアを出しあって、お題に取り組みましょう。 - アイデアをまとめ、チームの合意を取る
それぞれのアイデアを評価する軸を決め、まとめます。 - 発表する
発表者がチームで話したことをまとめます。
コツを掴んでグループディスカッションをさくっと通過しよう
コツを掴むことで、グループディスカッションは殆ど突破できるようになります。
そのためには、チームに貢献しようとする姿勢が欠かせません。
また、グループディスカッションは練習を積むとうまくなります。
誰でも参加できるグループディスカッション付き合同説明会も存在します。以下のMeets Companyはまさにその典型です。
早めにコツを掴んでおくと、それだけで有利です。とりあえず申し込んで、コツを掴んでおくのがおすすめですよ。
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