会社説明会とか、面倒くさい。
あーもう行きたいない…。
全ての就活生が、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
確かに多くの企業の説明を沢山聞いていると、疲れてきて面倒になることもありますよね。特に合同説明会などでは、最後の方は疲れてしまって、あまり話が頭に入ってこないということも…。
かつての就活生、そして人事経験者として、結論から言いましょう。
会社説明会に行かないのは「アリ」。差を見せつけてくれればOKです。
どういうことでしょうか。ご紹介します。
説明会に行かないと内定獲得できない企業はある
まず、本編に入る前に一つだけ注意です。
説明会をサボると、内定を獲得できない企業はあります。
説明会には2つのタイプがあります。合同説明会と、個別説明会です。合同説明会は一つの会場にいくつもの企業が集まって説明をするもの。個別説明会は、一つの会場に一つの会社しか来ない閉じられた説明会です。
この個別説明会では、事実上の選考の起点になっていることがあります。
- 個別説明会でしかESが配布されない
- 説明会でしか選考日程を発表していない
- 選考の申込み(ポータルサイトへのログインなど)の方法が説明会でしか説明されない
こういった企業はそもそも参加しないと選考に進めませんので、注意が必要です。
ですが、こういう企業にはたいてい「説明会に参加しないと選考に進めません」と書いてあるものです。なので、企業からの告知をよく読んでおきましょう。
また、どうしても入りたい!と思う企業があるなら参加しましょう。上記のような告知の見落としで選考に参加できないのでは全く笑えません。
参加必須の説明会には当然、出るしかありませんよね。
では、任意参加の説明会ではどうなのでしょうか。
「説明会に出てないから不採用」にはならない
上記のような説明会を除いて、「説明会に出ない=不採用」になることはありません。
これは企業目線で考えてみれば分かります。
あなたが採用の担当者だとします。そして目の前には二人の学生がいて、採用枠は一人です。あなたはどちらを採用するのか選ばなくてはいけません。
- 優秀な学生だが、説明会に不参加の学生
- イマイチな学生だが、説明会に参加した学生
この場合、ほとんどの人が前者の優秀な学生を採用するのではないでしょうか。
説明会に参加したという事実だけで採用してもらえるほど、就活は甘くないのです。
では、この場合ではどうでしょうか。
- 評価は並だが、説明会に不参加の学生
- 評価は並だが、説明会に参加した学生
この場合は、後者の学生でしょう。説明会に参加したということは、それだけ学生が時間を使ったということです。そのため企業担当者は「入社への熱意がある」という判断をするでしょう。
つまり学生が「どんぐりの背比べ」なら、説明会への参加は有利になるかもしれないのです。
では、説明会に参加せずに内定を貰うには?あなたが「どんぐりの背比べ」にならなければいいだけです。
差を見せつければ、説明会に関係なく内定はもらえます。そのために準備ができるなら、説明会はいりません。
恋愛で考えればわかります。恋愛の本質は、相手を大切にすることです。それがきちんとできるのなら、出会いがナンパでもちゃんとした恋愛になるでしょう。一方で大して自分を大切にしてくれない相手なら、出会いが例えお見合いでもお断りです。
説明会に参加しないのはナンパのようなもの。ですが、ナンパだからといってまともな恋愛にならない、というのは嘘です。説明会も同じで、きちんと企業にアピールできるなら、いらないステップなのです。
説明会に参加するなら、目的を持って聞こう
究極的には説明会はいらないステップだということをご紹介しました。
ですが、だからといって説明会に一切メリットが無いわけではありません。目的を持って聞くなら、かなり有効活用できるものであるのも確かです。いくつか、説明会を有効活用するための目的をご紹介します。
1.自分を納得させるために行く
「自分はこの企業で働くイメージがつくか」ということを考えるために参加するのも、一つの手段です。
よく考えてみましょう。大して入りたくもない企業に入ったら、一番損するのは自分です。
どの企業でも、仕事はつらいものです。ですが、自分が納得して入ったのなら耐えられます。
恋愛でも、付き合いたくもない人と無理やり付き合ったりするのが一番苦痛ですよね。それを避けるために、説明会では「自分はこの会社ときちんと付き合えるか」というポイントを探りましょう。
質問も、そのための時間です。「自分はこの会社とお付き合いできそうか?」という点を中心に質問すればよいのです。
あと、よく「人事に質問してアピールしておけば有利」とか言われますが、あれは嘘です。人事はどうせ質問した人の顔など覚えていません。なぜなら人事は毎日3-5人面接していて、それが通年なら200日ですから、年間で多くて1,000人、最低でも500人くらいの学生と面接しているわけです。ちょっと質問したからといって顔と名前を覚えているわけがない。
人事業界に携わっていた者として、これは断言できます。
つまり、どうせ相手からは顔も名前も覚えられないので、気になる質問を素直にすればいい。
質問の答えによってはぐらかされてるように感じるかもしれませんが、自分が納得できるまで聞いてみましょう。その質問する気すら起きないなら、その企業にエントリーするのはやめましょう。
2.受けない企業を探すために行く
あらかじめ興味のある企業をピックアップしておいて、受けない企業を探すために行くのもよいでしょう。これはあまり時間のない地方学生などに使えるテクニックです。
まず、気になる企業を何十社かピックアップします。100社くらいやってもよいでしょう。そして、以下の3つに分類します。
- 絶対に受けたい企業群
- 受けても良さそうな企業群
- あまり向いてなさそうな企業群
絶対受けたい企業群は、業界研究をやりましょう(企業研究は志望度合いが高い順にやる)。
そして受けても良さそうな企業群は、説明会で話を聞いてみましょう(あまり向いていなさなそうな企業群は、無視します。これは後々、絶対に受けたい企業群に全落ちしたら再検討するリストです)。
説明会では話を聞いて、違和感があれば容赦なく切り捨てましょう。時間を有効活用するためにも、このような選択は必須です。
3.ES・面接のネタ探しのために行く
受けたい企業の面接・ESのネタ探しのために行くのもありです。
しかし、漫然と話を聞いていても眠くなるだけです。そのためポイントを絞って聞きます。
- 人事が話す「理想の人材像」はどんな言葉を使っているか
- 過去のESの傾向から見て、ESに使えそうなことを話していないか
- 面接の評価ポイントを直接聞いてみる
などなど。とにかく目的があると疲れませんし、眠くなりません。きちんと聞きましょう。
4.「場慣れ」するために行く
合同説明会では、グループディカッションが付属しているものもあります。企業説明のあと、簡単なディスカッションを行う形式のものです。
これはあまり就活に慣れていなかったり、グループディスカッションが苦手な人にはもってこいです。就活の雰囲気を知ることができる上に、選考の一部免除が出たりすることもあるため、滑り止めに使える可能性もあります。
Meets Companyは、このようなイベントとして広く知られています。就活生に5人に1人が参加しているほどの大規模なイベントであり、年中開催されています。さらに東京・大阪だけでなく地方都市でも開催されているため、比較的気軽に就活を体験することができます。
特別選考コースもありますので、滑り止め内定が欲しい学生にももってこいです!
まとめ:説明会に行かないなら、差を見せつけろ
説明会に参加にしないのは「アリ」です。
他の学生と差をつける=熱意を見せつけてくれるならそれでOKなのです。
きちんと対策をして、納得できる内定を獲得しましょう!
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