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【就活】エントリーシートが嘘だらけ・盛った話だと、なぜバレるのか

就活初心者向け

エントリーシートを書いていて、どうしてもネタに困ってしまったり、何も思い浮かばないと「話を盛ればいいのかな」「嘘でもいけるでしょ」と考えてしまったこと、ありませんか?
…私は正直にぶっちゃけましょう。何度もあります。

さて、そんなインモラルな私がうっかり企業に入ってしまい、人事関係の仕事をして気づいたことがあります。それは「嘘や盛った話はバレるし、やらないほうがずっと良い」ということ。

これは単純なモラルの問題じゃないんです。(「とにかく良くないことだから嘘はNG!」というワケではない)。じゃあ、面接官が嘘を見抜く特殊なスキルを持っているのかというと、それも違います。

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就活で嘘や盛ったESがバレる理由

そもそも、なぜ嘘が就活ではバレるんでしょうか?

答えは簡単です。面接官はあなたの動機を中心に、ひたすら掘り下げて質問してくるからです。

そもそもどんな嘘でも、ひたすら掘り下げていくだけで、大抵は見破ることができます。

これは実際にやってみた方がわかりやすいでしょう。
あなたは「本を読むのが好き」という、嘘のアピールをするとしましょう(本当は読書は嫌いで、もう数年間もろくに本は読んでいないとします)。これで、次の質問の答えを考えてみてください。

  1. 最近読んで面白かった本はなんですか?
  2. なぜ面白いと思ったのですか?
  3. そこからあなたが得た、学んだことは何ですか?
  4. 次に読んでみたいと思った本はありますか?

…答えられないはずです。そもそも本を読んでいないのですから、「何を面白いと思ったか?」「得たことはなんですか」なんて質問には絶対に答えられません。

これはスパイの尋問方法も同じだそうです。同じテーマや場所についてひたすら掘り下げて質問するだけで、その場所に本当に行ったのか、行っていないのかを判断することが可能だそうです。

就活の嘘や盛った話は、動機がわからない

でも、就活面接でここまで面接官が掘り下げて質問してくることがあるんでしょうか。仮にしてくるとして、それはなぜなのでしょうか。
その答えは、面接官はあなたの「動機」を気にする生き物だからです。

なぜあなたの「動機」が重要になるのかと言うと、それがあなたの強みだからです。
お金のためにやるのが仕事ですよね。ですが面接官が知りたいのは「お金を貰えなくてもあなたがやりたいこと」です。

なぜなら、それは人の何倍もこだわりを持ってあなたがやり通せる仕事だからです。
普通の人は、お金をもらうために仕事をします。お金が貰えないならやりません。逆に言うと、あなたがお金を貰えなくてもやりたい仕事、というのは「普通の人ならやらない仕事」です。お金が貰えなくても続けるのですから、周囲の人からすればあなたが強い意志を持っているように見えるはずです。

そういった「あなたが好きでお金がなくても続ける仕事に、お金をきちんと払うポストを見つける」のが人事の仕事です。「あなたが、最もモチベーションを高く保って働く仕事に就いてもらいたい」というのは、全面接官の切実な願いです。

なので、面接官はあなたが得意げに話す過去を訊きます。そしてその経験から、その動機=モチベーションを掘り下げて訊くのです。これで、あなたに向いている仕事の傾向が見えてきます。

盛った話や嘘のエピソードだと、これができません。
当たり前ですよね。実際に起こったことではないので、あなたの「モチベーション=なぜそれが面白いと思ったのか?」もありません。

なので、嘘の話はその動機についてツッコまれると、絶対にチグハグな話になります。話す側としては、適当に創作しながら話をするしかなくなるのです。

当然、そんなのは面接官はすぐに分かる、というわけです。よって嘘はバレます。人事関係者もかなりの確率で嘘に気づいていますが、それを指摘するメリットがないので気づかないふりをしていることがほとんどです。

就活で嘘よりも大事なのは「動機」

ここまでの流れで、何となく気づいた方も多いかもしれません。
就活で語る過去の経験において、重要なのは「エピソードの凄さ」でも「派手さ」でもありません。あなたの動機です

これは、少し採用する側の立場に立って考えてみればわかりやすいでしょう。

例えば200人が所属する体育会の部長として、熱心にスポーツに取り組んだ学生がいるとします。もう一方の学生はたったの5人しかいない体育会に所属していただけで、部長でも何でもありませんが、同じく熱心にスポーツに取り組んだのは間違いありません。
この二人「熱心さ」で評価するとしたら、どちらが優秀でしょうか?

…確かに200人の部活動で部長を務めたのはすごいですよね。でも、だからといって5人しかいない部活動がダメということにはならない。どちらの学生も熱心に活動に取り組んでいるはずだからです。

結局、こういった場合の二人には優劣がつけられないんです。つまり、5人だろうが200人だろうが関係ない。人数の問題ではないんです。

いま、あなたが嘘で盛ろうとしているエピソードは、人数や規模で盛ろうとしていませんか?準優勝だったのを、優勝にしようとしていませんか?
残念ながら、それは嘘をつくだけ無駄に終わる可能性が高いです。人事が気にしているので「派手さ」ではなく「動機」です。

役にも立たない嘘をつくのはやめましょう。
いらないリスクを取って、自分が一方的に不利になるだけです。

就活では動機にフォーカスした自己PRを

つまり、就活で気にするべきなのは「動機」。
あなたがどう思って、何が問題だと感じて、何を行動したのか。それをきちんと掘り下げていれば、嘘をそもそもつく必要はありません。

動機をメインにした就活の志望動機や、自己PRの書き方については以下の記事で取り上げているので、参考にしてくださいね!

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