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インターンに落ちる・受からない人の共通点【面接・選考に落ちまくる】

就活初心者向け

インターンに受からない。
書類選考も通らないし、仮に通過しても面接でなぜか落とされてしまう…。

就活を始めたばかりの大学生にとって、まず最初にぶつかる困難と言えば「インターンに受からなかった」ではないでしょうか。どうしても入りたかったあの企業のインターンに、全力の準備をして臨んだつもりだった。けど、受からなかった。どうしよう…。

そこで元上場企業で人事関係者を勤めた私が、「インターンに落ちる・受からない人」の共通点をご紹介していきます。少しでも参考になるのであれば幸いです。

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インターンに落ちる理由1:人気企業ばかり申し込んでいる

さて、インターンで落ちる人の共通点としては「やたら人気企業ばかり申し込んでいる」というものがあります。

例えば、マ〇キンゼーやゴー〇ドマンサックス、三〇商事、P〇G、ア〇センチュアなどなど。これらの企業に「とりあえず行ってみたい、インターンだけでも参加したい」「あわよくば採用されたい」と思って申し込んでいる学生は多いですよね。

…ですが、よく考えてみてください。これらの超人気企業は、そもそも何もしなくても就活生が何万人と申し込んでくる企業たちです。つまり、倍率は数百倍。そもそも野球をやったことがないのに「甲子園出場を狙います!」と言っているようなものです。

もちろん、志の高さは重要です。が、「結局全落ちしてどのインターンに参加できない」のと、「少しでも興味のある普通の企業のインターンに参加できる」のなら、どっちがよいでしょうか?もちろん、インターンに参加した方がよいはずです。

高い倍率という現実を踏まえた上で、「仕事のリアル」を知るためには同じ業界・職種の様々な企業に申し込むべきです。インターンが被れば優先順位をつけて断ればいいだけですから、人気企業ばかりつまみ食いするのはやめましょう。

インターンに落ちる理由2:選考対策が甘い

「インターンは本選考じゃないから、気楽に臨めばいいんじゃないか…」
そんなことを考えていたあなた。残念ながら、それは違います。

そもそも、インターンはすでに2020年卒の時点で62.2%の学生が申し込んでいる、もはや全就活生にとって「当たり前」のイベントなんです(リクルート調べ)。インターンに参加するのは優秀層でもなんでもありません。インターンに参加しないのは就活に遅れている4割に入ります。

インターンにやってくるのは同世代の就活生の多数派ですから、企業もそれなりに選別をしなくてはいけません。確かに、インターンでは広めに参加者を認めている企業が多いのは事実です。が、それは「本選考と比較して広めの基準」という話。それなりの選考はしています。誰でもウェルカム、というわけではないのです。

例えば、以下の質問に答えられるでしょうか?

  1. 申し込んだ企業が目指している方向性を知っていますか?
    「〇〇における新規事業」「××事業の強化」などなど。
  2. その企業の理想の人材像を知っていますか?
    「粘り強い人」「チームで物事に取り組める人」などなど。
  3. それに合わせた自己PRをしましたか?
    「チームワーク」が求められているなら、それをPRしたか、など。

この三つはごく基本的な質問です。これすら知らない・答えられないと、そもそも受かりようがないです。

  • 申し込んだ企業が目指している方向性
    企業が目指している方向性を知らないということは、サッカーチームに「自分は野球がしたいです!」と言って参加を申し込むようなもの。当然、そんな人が選考に受かるはずがありません。
  • その企業の理想の人材像
    相手の求めている人材像を知らないということは、「大人しい人が好き」と言っている片思いの人に「自分、めっちゃアクティブだから!」とアピールしているのと一緒です。相手からしたら、とてもお付き合いする気にはならないですよね。
  • 理想の人材像に合わせたアピール
    そして相手の求めている事を知っていてもそれをアピールしないなら、それは何の意味もありません。例えば「チームワーク」が求められている企業に対して「自分は個人プレーに強く…」なんて言っていたら、当然落ちるわけです。

…どれも致命的なミスにつながるということが、お分かりいただけるでしょう。

分からない、答えられないのであれば、まずは企業の情報を調べるところから始めましょう。採用サイトや資料などをきちんと読めば、その企業が目指している方向性や、理想の人材像が見えてくるはずです。
ちなみに、当サイトではインターン専用の志望動機の書き方を紹介しています。分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

インターンに落ちる理由3:行動だけで満足している

そしてインターンに限らず、就活で失敗する最大のパターンがあります。
それは「行動だけして満足する」こと。

「確かにインターンには落ちたが、本選考までは時間もあるし大丈夫だ」
「自分はたまたま、あの企業と縁がなかったんだ」

…そう考えるのは、別に悪いことではありません。
ただ、その失敗の経験から学べることがあるはず。過去を水に流すのは、きちんと今後の行動を変えてからにしてください!逆に言えば、あなたの将来の行動が変わらないなら、いくら失敗の反省や原因の分析をやっても「時間の無駄」でしかありません。

例えば、なぜ落ちたと思うのか。それを防ぐためには、どんな対策を今後すればいいのか。
本当にその企業と縁がなかったと思うなら、それを確かめる方法はないでしょうか。OBOG訪問をして話を聞いたり、企業の説明会に参加することで分かることがあるのではないでしょうか?

…というように、「これからできること」があるはずです。
失敗そのものは大したことではありません。誰でも失敗をします。が、失敗しても改善しないなら、いつまで経っても進歩しないことになり、永遠に就活で失敗し続けます

この記事を読んでいるあなたも、何らかの形でインターンで失敗したと思っているはず(だからこそ、このページを開いたはずです)。その失敗には、振り返ると発見が絶対にあります。この記事を読んで「へー。なるほど」で終わらせてはいけません。「この失敗から、今後に生かせることはないか?」を考え、実行しましょう。

そもそもインターンに参加する理由は?

そもそも、インターンに参加にするのはなぜでしょうか。
それは、「憧れている企業や業界に本当に向いているのかを確かめる仮説検証」のため。もちろんインターンから採用されることもありますが、それはたまたまその企業に向いていた時のオマケでしかありません。最初からそのオマケを目当てに申し込むのは本末転倒です。

人気企業にばかり申し込むのではなく、インターンは自分が憧れている職種・業界のリアルを知るために行いましょう。そうすれば、必ずしも人気企業ばかり申し込む必要はないはずです。

「興味のある要素」に絞ってインターンに申し込む

では、これからどうやってインターンに申し込めばいいのか。
それは、あなたが「興味のある要素」に絞り、それが分かる企業のインターンに申し込むという手法です。

例えば何となく「マーケティングって楽しそう」や「化粧品の商品企画とか楽しそう」「とにかくお金を稼ぐスーパー営業マンになりたい」と思っている人がいたとします。

すると、気になるのはそれぞれ「でも、マーケティングって何をやっているんだろう?」「化粧品の商品企画ってどんな仕事?」「どうやったらお金を稼ぐスーパー営業マンになれるの?」という疑問が浮かぶはず。

これが、あなたの興味のある要素になります。
そしてこの疑問に答えられるのであれば、あなたが入りたいと思っている人気企業のインターンに参加しなくても構いません。そもそも採用は本選考で行われます。本選考までに、志望企業が求めることに自分が向いていると思う根拠や強みを語れるようになっていればよいのです。

そう考えれば、それぞれ「マーケティング」「化粧品業界」「営業」といったキーワードで、幅広くインターンを探せばよいということになります。

最初から誰もが憧れる人気企業というような、完璧な環境でやってみることはありません(結局のところ、その企業が自分に向いていない可能性も高いです)。それこそ中小企業やスタートアップで長期で有給インターンをやりながら、その業界や職種について試行錯誤してみるのもよいでしょう。どこにもインターンに受からずに「語ることがない」という状態よりも、はるかに進歩しています。

長期有給インターンで差をつけるという選択肢も

そして、ここでお勧めなのが長期有給インターンです。
1日から3日程度のインターンでは、単なる職場見学や座談会、形式的なワークショップで終わることも多く「とりあえず業界は理解したけど、自分に向いているかはイマイチ分からなかった」ということが起こります。

ところが有給インターンであれば企業もお金を出す分、本気です。それなりの成果を求めてきます。
そういった環境で、一か月以上本気で取り組んでみる。そして「自分はこれがやっぱり向いている」「これは向いていなかった」といったことを一つずつ言語化していけばよいのです。

さらに、短期インターンシップに参加する学生は多数派ですが、長期インターンに取り組む学生はまだ少数派です(リクルートの調査では、2020年卒で3割程度)。この点でも周囲と差をつけることができます。

長期有給インターンを取り扱っているサイトは、こちらで取り上げています。ぜひチェックしてみてください。

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