自己PRや学生時代に頑張ったことを書くことが多いES。ですが企業によっては「自由に自分を表現してください」と自由記述欄があったり、「イラストであなたを表現してください」というものも。
このようなESの提出を求められた場合、就活生はどうすべきなのでしょうか?
元上場企業で人事関係者を勤め、複数企業の人事施策にも関わった経歴を持つ筆者が、ベストなESのイラストの書き方をご紹介します。
ESで「自由に」と言われたら客観視できることを示そう
さて、まず大前提のお話からしていきましょう。
イラストに限らずESの「自由に〇〇してください」という質問の答え方に共通するポイントがあります。それは「相手企業で自分がなぜ活躍できるかをアピールすべき」ということ。
「自由に〇〇してください」という質問では、いろいろなパターンがありますよね。動画を撮ったり、ESでイラストを書けと言われたり…。そしてよく回答として「とにかく目立つために奇抜なことをしろ」と言われたりもします。例えば
- 目立つような自分の写真を貼る
- 「面接ですべてお話します!」と意気込む
- 全力で情熱や熱意を訴える
…などなど。
筆者はこれらのやり方は、全てが間違っているとは思いません。が、刺さる面接官(会社)には刺さる一方、刺さらない会社には全くダメなやり方だと思います(熱血なことで有名な会社であれば、トライしてみてもよいかもしれませんが…)。
勝率を上げたいならそのような熱意一辺倒よりも、もっと冷静なアプローチの方がよいでしょう。
「自分の強みは〇〇です。これは御社の××に役に立つと思います」という、ロジカル方面のアピールも重要です。
つまり「自分を客観視した上で、相手をよく観察し、自分ならどのように役に立てるか」をアピールするのが自由記述欄の使い方です。そのためにはまず自分と相手企業がそれぞれ求めていることをきちんと観察しなくてはなりません。その両方に必要なのが観察力です。
女の子に告白する(もしくはされる)時に
- 「好きです!可愛いから!だから付き合って!」と言われるだけ
- 「キミの良いところは〇〇で、悪いところは××で、僕ならキミが辛い時も支えてあげられるよ!だから付き合ってください」
とセリフでは、どちらの方が相手の心に響くでしょうか?
相手のことをよく見た上でプロポーズしている、後者の方が心に響くのではないでしょうか。
就活も同じです。きちんと相手のことを見ているアピールをした方が、勝率が上がります。
人事はESのイラストの何を見ているのか
では、そんなESの自由記述欄やイラストでは、人事は何を見ているのでしょうか。
1.イラストのテーマを選んだ理由
人事がESのイラストを見る時に、やはり気になるのは「なぜそのテーマを選んでいるのか」ということ。内容もさることながら、なぜそのテーマを選んだのか、何を伝えたいと思っているのか、が気になります。
例えば「チームワーク」を求めているのであれば、そのような要素に近いことがイラストに含まれていれば評価します。逆に、それが含まれていないのであれば評価できません。
イラストであれ映像であれ、伝え方が下手でも企業が求めるような人材像に近いのであれば評価しますし、求めている能力とは違うポイントをアピールしてくるのでは当然評価が下がります。
2.イラストの分かりやすさ
そしてもう一つ重要なのが、イラストそのものの分かりやすさです。
情報を分かりやすく伝えようとすることは、社会人にとって非常に重要です。情報がわからないのであれば、相手に求める仕事も伝えることができないということ。仕事も当然頼めないというわけです。
ESにイラストを描く時のポイント
今までお伝えしてきたことをまとめると、「自分の強みと、それを生かしてなぜ御社で活躍できるのか」ということを図にすればよい、ということになります。
図を書く場合、わかりやすくまとめること。
そのためにはきちんと自己PRをまとめ、自分のどんなポイントが志望企業の役に立ちそうなのかをいま一度考えてみるべきでしょう。
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