「就活が楽しい」という人は一定数います。
そして、就活を楽しめる人は就活でも一定の成功を収めることが多いようです。そこで、今回はあえて「就活なんか楽しくない」と思っていた筆者が、「就活はめちゃくちゃ楽しかったよ!」という方のお話を聞いてきました。その秘訣や、考え方についてご紹介していきます。
筆者のプロフィール
就活で50社落ち→上場企業で人事もどき→個人事業主→誰もが知る大企業でマーケティング職。就活が嫌いだったのに上場企業で人事をやることになった経験から、就活に関する記事を書いています。
就活が楽しい人は、出会いを楽しんでいる
何人か「就活は楽しい」という人のお話を筆者は聞いてきました。彼ら/彼女らに共通するのは
- 色々な人と話すことを楽しんでいる
- 自分ごととして考えることが出来る
- ONとOFFの切り替えがはっきりしている
という3つのポイントでした。
就活が楽しい人①:色々な人と話せる
普段から会うことのない人に会って、話すことを楽しんでいる…というのが、就活を楽しむ大きなコツの一つです。OBOG訪問であればその企業に入って数年後の姿ですし、企業の経営者に会うこともありますし、就活でなければ話すことがなかった先輩と話すこともあるでしょう。
そのような様々な出会いを通して、今まで自分が知らなかった世界のことを知る。
海外旅行のようなものです。自分が今まで当たり前だと思っていたことが、実は当たり前でなかったときの衝撃は、楽しいですよね。それと同じで、自分のキャリアに対する考え方や方向性に対して、様々なコメントをもらったり、異なる考え方に触れるのが楽しいのだそうです。
就活が楽しい人②:自分ごととして考えることができる
さらに、就活が楽しい人の共通点として、自分ごととして改善案を探るのが好きな人、というのがあります。
ある菓子メーカーに就職した内定者は、まず就活で菓子メーカーに狙いを定めてから、自分なりにお菓子業界の課題点を考えました。とはいえ、ただの就活生ですから何も業界について知りません。そしてお菓子メーカーは倍率が1000倍以上にもなる超競争業界です。普通に業界研究やOBOG訪問をしただけでは他の就活生に埋没してしまいます。とても内定は獲得できません。
スゴいのはここからです。そこで、彼は知り合った大学生300人にお菓子に対する印象をアンケートしたそうです。そこから「95%の大学生はお菓子は好きだと回答しているのに、健康には悪そうなイメージがある、と答えた人は70%以上。つまり世の中の大半の若者はお菓子は好きなのに、健康上の懸念があると思っている人が大多数」という結論を導き出します。
そして、彼はそこから「健康に良いお菓子」を作れば市場を伸ばせるのではないか、と考えます。そして、それを面接の場でも実際に話していたそうです。
最終的に、彼は食品業界を中心に20社以上から内定をもらっていました。
「お菓子業界」というズブの素人だった分野に狙いを定めてから、自分なりの結論に達するまでの行動力がすごいですよね。自分なりに課題を設定してから、きちんと内定を得るまでの行動力が並外れているのです。
就活が楽しい人③:ONとOFFの切り替えははっきりしている
さらに、就活を楽しんでいた人に共通していたポイントは「ONとOFFの切り替えの早さ」です。
ある人は、きちんと就活をする時間としない時間を分けていたそうです。ONの時間では、自分の強みを100個書き出すワークをやったり、OBOG訪問を誰よりも行ったりとハードな就活をしていた一方、OFFと決めた日には文字通り何もしない。旅行に行ったり、家でゴロゴロしていたそうです。
就活を楽しむためのポイント
これら3つのポイントから、普通の人が就活を楽しむためにできることを考えてみました。
- 意見の違いの背景を考えてみる
- 自分が社長ならどうするか?で行動する
- 休む時は休む
就活を楽しむために①:意見の違いの背景を考える
よく、就活をしていると「AさんとBさんで言っていることが違う!」ということがあるはず。
特にキャリアに関する質問(「お金のために仕事をするか否か」「天職はあるのか、ないのか」など)では、どんな人に聞いても意見は分かれやすいです。
そんなときに、安易に「なんで言うことが違うの?クソだなあ」と思うのは簡単です。
…が、少し待ってください。その人には、そう答えるだけのきちんとした根拠があるのです。社会人であれば、いろいろな苦労をしてその結論にたどり着いているのが普通です。そのような考えに至るまでのストーリーがあり、環境があります。
もし、OBOGや面接官に質問ができるなら「なぜそう考えるのですか?」と深堀りして考えるのもよいかもしれません。そして、その理由に自分が共感できるか、できないとしたらなぜかを考えてみてください。
意見の違いを楽しむと、単純に「なんだワケワカラン」で終わっていたことも楽しめるようになるはずです!
就活を楽しむために②:自分が社長ならどうするかで行動する
そしてもう一つオススメなのが「自分が社長ならどうするかで行動する」ということ。
専門用語ではオーナーシップと呼ばれたりもしますが、要は自分ごととして考える、ということ。人から言われてやるのではなく、自分がやりたいからその仕事をする、と考えるのでは全く考え方が違ってきます。
例えば、前述の菓子メーカーの内定者でも「雇われるために仕事をする」のではわざわざ300人に対して面倒なアンケートをしようとは思わなかったはずです。自分が菓子メーカーを作るとして、どのようなお菓子を売り出せばいいのか考えなくてはいけないとしたら、「300人にアンケートをする」というのは合理的ですよね。自分のことなのですから。
そのように、「もし自分がこの会社の社長なら何を考えるか」という目線で会社を眺めたり、調べたりするのは極めて有効です。仮にBtoB業界で、イメージがつかない企業だとしたらなおさら有効です。きちんと調べることによって、会社のOBOGが言うことはもちろん、経営者が言っていることの意味もわかってくるはずです。
就活を楽しむために③:休む時はきちんと休む
最後に一つだけ重要なポイントが「休む時はきちんと休む」ということ。
24時間365日、他人と会って、自分ごととして考えているようではどんな人間でも疲れてしまいます。いくら忙しくても、きちんと休むのは重要なことです。仕事は他人のためにすることですが、自分が倒れてしまうようでは他人の役に立つことはできませんし、自分も不幸になってしまいます。
そのため、休む時はきちんと休むようにしましょう。時間を決めてもよいですし、期間を区切っても構いません。そして、伸ばすことはしない。繰り返しになりますが、休憩を取るのは非常に重要なことです。
就活を楽しむと良いことが沢山
いかがだったでしょうか。
就活を楽しんでいる人は、社会人になってからも仕事を楽しめる人が多いようです。もちろん、楽しまなくてはいけない、というわけではありません。が、就活が辛いときにはどのようにすれば楽しめるのか、上手く行っている人から見習うのは良いことではないでしょうか。
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