株式会社i-plugが運営する、スカウト型求人サイトのOfferBox。
実際、どんなサービスなんだろう?評判は?大丈夫なの?と気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこで実際にを利用した人による口コミや良い点・悪い点をまとめました。結論は
- スカウト型サイトの大御所。まず登録で間違いない
- スカウトをもらうと自信がつく。早期内定にも繋がる
- 知らない企業を調べる気がない、志望業界を変える気がない人は向いていない
という形になりました。どういうこと?と思った方のために、詳細をご案内します!
スカウト型求人サイトってなに?
まず、そもそもスカウト型求人サイト(逆求人サイト)とは何なのでしょうか?
あなたが企業にエントリーを申し込むのが通常の求人サイト。(あなた→企業)
企業があなたにエントリーをお願いするのがスカウト型求人サイトです。(企業→あなた)
申し込む立場が求人サイトと逆になっているので、逆求人サイトとも呼ばれています。
通常の求人では業界の絞り込みやエントリーの管理などは全て自分で行う必要があります。またOB・OG訪問などの情報収集も自分で動かなくてはならず、時間がかかります。
その一方、スカウト型求人サイトでは自分で業界を絞り込む必要も、どの企業にエントリーするか迷うこともありません。企業があなたをスカウトするからです。
ただし「スカウトする」と言っても、即内定が獲得できるわけではありません。選考の一部免除や、企業との特別な座談会への招待など、何らかの特典がつく場合が殆どです。
それでも「あなたを必要とする会社がある」という事がわかりますし、就活では非常にありがたい存在です!
OfferBoxは怪しくないの?
そもそもOfferBoxは、怪しくないのでしょうか?
そこで運営企業について調べました。概要は以下の通りです。
学生登録人数 | 128,000人 |
利用企業数 | 5,840社 |
オファー受信率 | 93.6% |
運営会社 | i-plug株式会社 |
設立 | 2012年4月18日 |
従業員数 | 101名 |
許認可 | 有料職業紹介事業 27-ユ-301841 |
住所 | 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島5-11-8 セントアネックスビル3階 |
会社URL | http://i-plug.co.jp |
どれをとっても日本最大級のスカウト型求人サイトであることがわかります。
とくに、学生登録者数12.8万人はものすごい規模です。就活生は1年で43万人と呼ばれていますから、4人に一人が使っている計算です。すごいですね…。
では、どの企業がOfferBoxを使っているの?というと、以下の通りです。
経済産業省・資生堂・マイクロソフト・3M・ニトリ・日産自動車・GREE・sansan・エイチーム・SECOM・coop・公文式・大幸薬品・朝日新聞・MicroAd・senshukai・JCB・トレンドマイクロ・ぴあ・ロート製薬・オプト・アステラス製薬・船井総合研究所…などなど(こちらから引用)
とりあえず「迷ったら登録」で間違いないサイトです!
OfferBoxの良い評判・悪い評判
それでは、OfferBoxを実際に使った人による良い評判・悪い評判をまとめました。
- 良い点
- 就活に自信がつく
- 他のスカウトサービスと比較してもハズレ感がない
- 大手企業(上場企業)の多さ
- 悪い点
- プロフィールが悪いと何も来ない
- どの企業が使っているのか分からない
- 結局は普通の選考になる
良いポイント・評判
就活に自信がつく
キミスカやOfferbox、irootsとかのスカウト系サイトの何が良いって、自己PRに書いてあることのどの辺が評価されてるかフィードバックがスカウト文からわかること、(希望条件に合わない会社でも)自分を良いと言ってくれる会社はこんなにあるんだって自信持てるところだね
— おかか (@okakaazi_fuzi) May 29, 2019
やっぱり就活が楽しくなりますね。
私も就活を一年ほどやりました。そして何度も第一志望から落とされると、文字通り死にたくなるんですよ…。何度も断られていると、自分の存在が否定されている気がしてしまう。ところが、OfferBoxを使っていると多くの企業から「好きだ!興味ある!」って言ってくれるんです。
もう泣きそうになりますよね。ああ、こんな自分でもきちんと評価してくれるんだな、と。
そんなとってもありがたいパートナーになってくれるのがOfferBoxです。
あとは登録情報を書くだけで自己PRを書く練習にもなりますし、適性検査も利用できます。自己分析にも使えますよ。本当にありがたいです。
他のスカウトサービスと比較してもハズレ感がない
それに比べるとOffer Boxはキミスカと比べたら優良企業(口コミからの意見など)が多いように感じる。
— ちゅん (@tune2396) November 28, 2018
そのかわり1日に来るオファーは少なめ。
手当たり次第訪問して自信つけたいならキミスカ、企業数絞って就職する企業探すならOffer Boxってイメージ
(個人的感想)
ハズレ感が一番少ないのがOfferBoxじゃないですかね?
実は、他にもスカウト型求人サイトはいくつかあります。irootsやニクリーチ、キミスカなど…。ですが、やっぱりOfferBoxが一番使い勝手が良いと思います。
やっぱり利用社数はOfferBoxが一番多い。それに、サービスのデザインも一番考えてられている感じがします。日本最大のスカウト型求人サイトとだけあって、やはり業界1位の安心感ありますね。
オファーが来る求人からのハズレ感は一番少ないと思います。
大手企業(上場企業)の多さ
offerbox、とある業界で日本一位の企業からオファーきて使ってて良かったなと
— ゆーぜん (@inoshiko_yuzen) February 3, 2020
irootsはベンチャー、Offerboxは大手よりらしいですが、自分は両方共にベンチャー大手からスカウト来ました!!
— しほ (@_o__w) December 2, 2019
大手企業からも普通にオファーが来ますよ。
こういう逆求人サイトの欠点が、大手が少ないところ(というのも逆求人サイト自体が就活では新しいジャンルのサイトなので、大手は信用していないところがある)。ですがOfferBoxは逆求人サイトの大御所とだけあって、上場企業や業界1位企業などの大手も使い始めていますね。
寝ていたら大手企業からオファーが来る、というのも中々できない体験ですよ!
ぜひとも使ってみましょう!
悪いポイント・評判
では、OfferBoxの悪い点も取り上げていきます。
プロフィールが悪いと何も来ない
そういや、今話題のOfferBoxなるものに登録してみてから1週間ぐらいたつんだけど、分かったのはプロフィール記入率が90%を超えようが、私みたいなゴミカス以下の学生にはオファーが来ないってこと。
— 柚縞 (@yushima112) May 31, 2018
これは、OfferBoxというかスカウト型求人サイトの限界でもあるのですが。
プロフィールが悪いと、マジで何も来ません。そして、何が悪いのかも分かりません。
いちいち教えてくれるほど親切ではないようですね。まあそれは面接の選考も同じなので「就活なんてそんなもんだろ」と言われれば、その通りなのですが…。
ただ、せっかくならAIで読み取るなりして何がヤバいのか教えてほしいなあ、と思ったりするのは期待しすぎでしょうか。業界1位としてぜひ頑張って欲しいなあ、と思います。
一応、OfferBoxを擁護しておくと80%以上記入すると93%の学生がオファーを受け取れるそうです(出典はこちら)。なので、80%以上記入しても何も来ない可能性は7%です。
こういう場合は、何回かプロフィールを書き直してみるのが一番よいですね。反応がよいものを実験するのが、OfferBoxのうまい使い方です。
どの企業が使っているのか分からない
labbaseもofferboxも、どの企業が新たにスカウト(orオファー)を開始したのかHP上で通知してほしいなぁ
— N-N@23卒 (@NN2385112909) February 3, 2020
週が明けたらlabbaseに2つくらい企業が追加されているみたいだが、どこが追加されたか分からん
これは私も気になりました。
OfferBoxは学生が「待ち」であることが基本のサービスらしく、自分からアピールすることが一切できません。企業検索すらできません。
確かに「自分からアピールしたらリクナビ・マイナビみたいな普通の就活情報サイトと何も変わらなくなるじゃん」という理屈も分かるのですが…(そしてそれが、開発側がアピールする機能を作らない理由でしょう)。それでもどういう企業が使っているのか、くらいは知りたいものです。
恋愛マッチングアプリだって「プロフィール見てねボタン」くらいはあるわけです。
別にそれがあるからといって、当然お相手がプロフィールを見てくれるとは限りません。ですが、相手のことは知りたいものですし、そこから生まれる出会いもあるんじゃないですかね?
若干話が逸れましたが「そういう機能がついたら有り難いなあ」と思います。
定型文で送ってくるスカウトも多い
Offerboxとかニクリーチ入れてるとプロフィールを拝見し「ぜひ住宅業界へ。ぜひ営業職として」見たいの多すぎてマジで定型分で適当に送ってるんだろうな〜
— ありが (@ArigaIkumi) January 21, 2020
絶対行かないであろうとこからしかオファーが来ないofferbox
— マサクズ (@kneetyobigun) April 23, 2019
プロフィール欄ぐらい読めばいいのに
残念ながら、定型文スカウトも沢山来ます。
ちょっと裏話的になりますが、多くの企業がスカウトを適当に送ってるのは事実です。
私はスカウト型求人サイトを「運営企業として」仕事をしたことがあるので、よくわかります(※新卒向けスカウトサイトではなく、もっと時給が高い中途向けスカウトサイトです)。当然、企業がどういう風に使って、スカウトを送っているかも良く知っています。
どういう風に企業が使っているのかをお話しましょう。
まず、使っているのは人事です。小規模な企業だと事業部長などが操作していることもありますが、基本的に企業担当者として操作するのは人事です。
企業には「採用ペルソナ(理想の人材像)」というものがあります。操作する企業担当者は、それに沿った①「学歴」「資格」などで検索をかけ、②検索結果でプロフィールを流し読みします。そこで、③特に違和感がなければスカウトします。
これだけです。1人1分もかかりません。新卒よりも年収が高い中途向けでこれですよ?
スカウトサイトって、こんなものなんです。
個別の文章が書かれているように見えるかもしれませんが、殆どの場合は一行程度をその場で書いているだけです。もしくは、プロフィールに沿っているように見える文章を何パターンか予め用意しておいて、それを適宜組み合わせてそれらしく見せているだけ。そういう企業が9割です。
あまり夢を見てはいけません!
なので、適当求人も沢山来るよ、というお話でした。
あくまで選考のスカウトであることを覚えておこう
また、もう一つ絶対に覚えておかなくてはいけないこと。それは、
「選考」のスカウトであって、「採用」のスカウトではない
ということです!これはOfferBoxだけでなく、他の逆求人サイトに全て共通します。
選考過程の一部を省略してくれることはあっても、一発内定までくれるわけではありません!「スカウト」という言葉が誤解を招いていますが、あくまで面接してもいいよ、というスカウトに過ぎません。
それを勘違いすると、盛大な間違いを犯してしまいます。気をつけましょう!
OfferBoxに向いている人・向いていない人
以上のことから、OfferBoxに向いている人、向いていない人をそれぞれまとめました。
- 向いている人
- 就活に自信をつけたい人
- 志望業界を広げておきたい人
- 早めに差をつけておきたい人
- 向いていない人
- 特定の業界・企業狙いの人
- 自分で企業を調べる気がない人
向いている人
就活に自信をつけたい人
とにかくいろいろな企業からスカウトが来ることはとても励みになります。辛いときには、心の支えになることもあるはずです。
また、適性検査やどういう企業からスカウトが来るのかを分析することで、自分がどういう業界にモテるのかを知ることができます。どういう企業からモテるのか?を知ることはとても重要です。というのも、どんな素晴らしい人間でも自己認識などたかが知れているからです。「あなたはこういう強みがあるのでスカウトします」と企業から言われることは、自分を客観視することにつながりますよ。
志望業界を広げておきたい人
OfferBoxの調べによると、「最初の志望業界」「就職業界」が一致していた学生はわずか23%。それ以外の77%は、最初の志望業界とは異なる業界に就職しているのです!
つまり、自分の志望業界の精度はその程度なのです。当然です。就職したことがないのですから。
それに人間は変わるものです。「入ってみたら意外と楽しかった」という経験も沢山するはずです。食べ物や付き合う人の趣味が変わるように、志望業界も移り変わっていくもの。しかも志望業界を広げておくことで、本来の志望企業においても「自分が志望する理由」を再認識できるはずです!
早めに差をつけておきたい人
OfferBoxでは、かなり早い時期から登録することができます。
そして、本来よりも早い時期から選考のスカウトがバンバン届きます。これはつまり、正規の選考ルート以外にも特別に選考してくれるということです!
そもそも企業が内定を出すのは「好きな人に告白する」ようなもの。良いと思った人には、時期に関わりなく内定を出したいと思っているのです(恋愛でもそうですよね?)。
早めに差をつけておきたい人にもOfferBoxはおすすめできます!
向いていない人
特定の業界・企業狙いの人
特定の業界にどうしても入りたい!そこに入れなかったら就活浪人する!という覚悟が決まっている人は、使っても仕方がありません。例えば大手自動車狙い(トヨタ、日産)、商社狙い(三菱商事、三井物産、伊藤忠)、鉄道業界狙い(JR、東急、阪急)などは、あまり使うメリットがないと言えるでしょう。
ただ、仮に「特定業界にどうしても入りたい」と思っていても、OfferBoxに登録するのはおすすめですよ。万が一のセーフティーネットになりますし、「なぜ自分はこの業界が魅力なのか?」という理由を再確認するきっかけにもなります。
そんなの登録しなくても分かってるよ、と思うかもしれません。が、実際にオファーが来ると心が揺らぐものです。
そこでどう考えるか。それでも、なぜ自分はこの業界を選ぶのか?をきちんと言語化できている人が強いのは、言うまでもありません。
自分で企業を調べる気がない人
また、OfferBoxは知らない企業からも沢山オファーが来ます。ということは、自分で企業を調べて、対策しなければなりません。本当に内定が欲しいのなら、「スカウトをもらった」という事実に過度に寄りかかってはいけません!
何度も書きますが、逆求人サイトのスカウトとは「選考」のスカウトであって、「採用」のスカウトではないのです。選考に臨むのなら、それなりの調査・対策はどうしても必要です。そうしなければ、あなたの時間を無駄にするだけで終わります!
OfferBoxの評判のまとめ
いかがだったでしょうか。
OfferBoxは、スカウト型求人サイトの王様のような存在です。きちんと使うことで、強い味方になります。ぜひ、登録してみることをおすすめします。
予想できない企業との出会いが、きっとありますよ。
お知らせ:Webテスト回答集&人気企業ES集を配布中!
それでも、OfferBoxはイマイチだと思いましたか?
…たぶん、そう思っているあなたには「他に向いているサービスがある」可能性があります。
そもそも就活において、必要な情報・使うべきサービスは時と場合によって変わるもの。
また、就活の仲間を見つけることも重要です。
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