就活生なら絶対に避けて通れない「自己紹介をしてください」という質問。よくよく考えてみると、けっこう困りませんか?
私も就活生だったので、地味に困った質問だったなという覚えがあります。ですが、大丈夫です。きちんと対策すれば、何の問題もなくクリアできる質問ですし、自己紹介だけで差をつけることもできるようになります。
では、どういった答え方があるのか。例文は?といった疑問に対して、この記事で紹介していきます!
就活の自己紹介の答え方(例文)
○○大学××学部●年の(名前)と申します。大学では金融のゼミに所属しており、企業の財務状況の比較研究などを行っています。
また、サークル活動も重点的に行なっています。地方でボランティア活動を行うサークルなのですが、100人ほどいるメンバーをまとめるために、粘り強く交渉したりすることが非常に多いですし、得意だと思っています。
今回はその粘り強さを生かして御社に貢献したいと思い、エントリーいたしました。本日はよろしくお願いいたします。
○○大学××学部●年の(名前)と申します。大学では文学系の研究室に所属しており、英文学の研究などを行っています。
専攻は英文学ですが、入学時から英語が得意だったわけではなく、毎日三時間ほど泣きそうになりながら英語を勉強する時期がありました。それを経て、現在では英語で論文を書くほどに成長しました。
与えられた環境のために必死でやることは得意だと思っております。本日はよろしくお願いいたします。
○○大学××学部●年の(名前)と申します。大学では機械工学の研究室に所属しており、コンピュータ制御の研究を行っています。
バイトは時間を縫って塾講師をやっています。生徒にわかりやすく教えるためにどうすればいいのか考え、実際にやってみるのが楽しいと思っております。試行錯誤を楽しむことに関しては、自信があります。
御社の経営理念である、試行錯誤を恐れないこと、という点に興味を持ち、エントリーいたしました。本日はよろしくお願いいたします。
就活の自己紹介の答え方(テンプレート)
上の例文3つは、全て同じ構成になっていることに気が付きましたか?
実は、以下の一つのテンプレートから作られた文章だからです。
○○大学××学部●年の(名前)と申します。大学では(自分の専攻)に取り組んでいます。
(ガクチカ)が楽しいですし、得意だと思っています。
(御社との共通点) に貢献できると思い、エントリーいたしました。本質はよろしくお願いいたします。
それぞれの要素について解説していきます。
…が、その前に自己紹介は何のためにやるのか、という大前提のお話をします。
大前提:就活の自己紹介のコツ
実は 「ツッコんでもらう」のが、自己紹介の第一の目的です。
自己紹介の目的はアイスブレイク。基本的な情報は履歴書に書いてあるので、本来ならいらないのに「自己紹介してください」と訊くのは…面接官としても最低限打ち解けたいからなのです。
そのため、あなたが面接官にツッコんでもらいたい内容を話しましょう。そして、面接官に最も突っ込んでほしいのはもちろん「あなたの強み」すなわち「あなたのガクチカ(学生時代に頑張ったこと)」ですよね?
なので、もう自己紹介と言いつつガクチカや自己PRを出してしまうのがおすすめなのです!
…では、テンプレート内の要素別に解説していきます。
自己紹介の要素1:大学名、氏名、専攻
これは言わずもがな、ですね。ハキハキとしゃべりましょう。あと、名前はフルネームでお願いします。あなたが本人であることを証明することも兼ねていますので。
…ここは特に解説することもないので、次に行きましょう。
自己紹介の要素2:ガクチカ(※ひとこと)
あなたが突っ込んでほしい、面接官に掘り下げてほしいガクチカを一言で言ってしまいましょう。十分な時間があるなら、記事の最初の方で取り上げたようにちょっとしたエピソードを織り交ぜつつ話すのがおすすめ。時間がないなら、ガクチカを一言で言いましょう。
ここでいうガクチカとは、あなたの自慢話ではありません。会社に評価してもらいたい自分のポイントを、会社の言葉で言い換えたものになります。
例えばスマホゲームが好きだとしましょう。スマホゲームにはまっていて、毎日2時間以上はやってしまう人が就活をしたいと考えたとします。
こんなのがガクチカになるのか、と思うかもしれません。が、採用資料などで「物事をやり通す、粘り強い人材に来てほしい」といったメッセージを発している企業にエントリーした場合に、そのエピソードは使える可能性があります。なぜなら、あなたの粘り強さは嘘ではないですし、「粘り強さ」は企業が求めている人材像、すなわち企業が使っている言葉だからです。
よって、趣味を紹介する形で自然にガクチカを紹介することができます。ここらへんのコツは以下の記事で取り上げているので、参考にしてくださいね。
自己紹介の要素3:御社との共通点
ただ、本当にガクチカを一言で言ったとして、それが企業に全く評価されないポイントだとしたらどうでしょうか。例えば「粘り強い人がほしい」と思っている面接官に、自己紹介がてら「自分は飽きっぽい性格で、それが魅力です」なんて言ってしまったらどうでしょうか。当たり前ですが、評価されないですよね。
なので、きちんとその自分のガクチカと、会社が求めている人材像の接点を述べましょう。「飽きっぽい性格」なのを粘り強さを求めている企業でアピールするのではなく、「様々な手法で、実は同じことに取り組んでいました。これは御社の○○という点において貢献できるのではないかと思い、エントリーしました」といったように、接点を作って述べるのです。
これはきちんとした「事前の自分の掘り下げ」と「企業研究」が必要になります。特に前者の「自分の掘り下げ」が重要です。
…ですが、めんどくさい人のために要点だけを抑えた方法を以下の記事で伝授します。以下の記事を参考にしてください!
最後に:ダラダラ話さない
そして、最後に。自己紹介にはいろんなバリエーションがあります(「一言で」「1分で」「3分で」「5分で」など)。時間を意識して適度に膨らませたり、最低限の内容まで縮めたりしましょう。
もし「自己紹介をしてください」と言われた場に何分くらい話せばいいのか分からなかったときは、「何分程度の自己紹介がよいですか」と聞いてみるのもよいでしょう。元人事としてぶっちゃけますが、必要もないのに長い自己紹介をされるのは、ほんっっとうに苦痛なので…。短く切り上げる練習もしておくとよいでしょう。
そして、笑顔でハキハキ喋ること。これが第一印象になるので「超 重 要」です!
就活の自己紹介はテンプレで答えられる
いかがだったでしょうか。「就活の自己紹介」というのは、実はかなり奥が深いということがおわかり頂けましたでしょうか?
このテンプレ通りに書こうとしたら「なにも思い浮かばなくて書けないんだけど」という方、結構多いと思います。ぶっちゃけると、就活生時代の私がこのテンプレを貰っても、みなさんと同じように苦戦するだろうと思います。
でも、それでいいんです。あなたが悩みきちんと考えて書けば書くほど、あなたは他の就活生よりも確実に抜きん出た存在になれるからです。苦戦しながらでも書いてみることをオススメします!
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