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「文系は就職先がない」は嘘。元人事が解説します

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文系は就職先がない」ってほんと?

そう思って、不安な文系就活生は意外と多いのではないでしょうか。

はい、嘘です。絶対にそんなことはないです。私が上場企業の元人事関係者として、そして元文系就活生として、様々な反論をしていこうと思います。

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「文系は就職先がない」は嘘な理由

まず、大まかなデータから見ていきましょう。世の中の傾向として、本当に「文系は就職先がない」というのほ本当なのでしょうか。

「文系は就職先がない」の嘘1:大卒就職率98%という数字

まず、全体的な傾向から掴みましょう。といっても難しくありません。大卒就職率が98%、という数字が出ているからです。こちらは日本経済新聞の2020年6月の報道です。

  • 文系就職率…97.8%
  • 理系就職率…98.5%

文系と理系の差はたったの0.7%という、非常に微々たる差しかありません。

もちろん、この数字はコロナからぎりぎりで逃げ切った2020年卒の数字ですから、今後は悪化するかもしれません。それでも過去最低が2011年の91%ですから、文系だろうが理系だろうが10人に9人が普通に就職できていることになります。文系だから、という理由だけで就職がきついということはないのです。

「文系は就職先がない」の嘘2:理系と比較しても変わらない

とはいっても「最終的に98%の人が就職できているだけで、文系の方が苦労しているんじゃないの」という反論が飛び出してくるかもしれません。そこで、就活の開始時期の差を見てみましょう。

データの出典はこちら

こちらは、記事執筆時点で最新の調査結果である2019年卒の就活の開始時期です(青が文系、赤が理系)。仮に文系と理系でそこまで就職先の状況が違って苦労しているのなら、文系はもっと理系と比較して早く準備をするはずです。

ところが、上記のグラフを見ると理系も文系も、就活を始める時期に大した違いがないことがわかります。むしろ理系が3年生の冬(2018/11-2019/3)あたりに文系よりも早めに準備をしている人が少しだけ多い、ということがわかるくらい。文系と理系でそこまで就活を開始する時期の違いはありません。

すなわち、文系が就活でひたすら苦労している、というのも嘘なのです。

これとは全く別次元の話として「論理的な思考ができない文系大学生が、日本をダメにしている」という趣旨の、謎の文系批判が根強く議論されています。ですがそもそも「文系が産業界をダメにしている」という論点は就職のしやすさと何の関係もありません。

ちなみに筆者は「文系が就職に不利」という噂は、子供を文系に行かせたくない親世代が、子供に吹き込んだ根拠のない話だと考えています。

文系が就職で有利になりやすい職種

理系と全く同じく、文系が就職で有利になりやすい職種はたくさんあります。一部の例を挙げていきます。

1.営業職全般

営業職は、基本的に最も文系が有利になりやすい職種です。一般的に理系は「専門家」なので、相手がわかっている前提で話をします。文系は専門家であっても相手にわかるように話すことが求められることが多いので、営業職に向いているのです(相手にわかってもらえないとサービスや製品が売れず、営業にならない)。

実際に、文系学生のおよそ7割が何らかの形で営業職に就くと言われています。営業職に抵抗のある人もいるかもしれませんが、社内での地位は強く、様々な人と関わるので人間ドラマもあり、巨額の契約を扱う劇的なプレゼンの機会もあったりするなど「やってみたら結構楽しい」というのが特徴です。

2.管理部門(金融・人事・マーケ・法務・会計など)

さらに、営業と並んでもう一つ、会社の主要な組織である管理部門も、文系の学生が向いている職種です。管理部門であっても、人と人のコミュニケーションは欠かせません。金融でも人事でもマーケでも、人と会って方針を決め、それを誰かに伝えることは営業と何ら変わらないからです。

もちろん、それが管理部門という会社の中のセクターである必要はありません。金融系の企業でも、小売や建設、自動車やITを手掛ける企業であっても、文系ならではの「伝える」という強みが発揮されやすいことは変わりません。

3.プランナー・ディレクター・記者などクリエイティブ系

さらに、文系の本領が発揮されるのが「クリエイティブ系」の仕事です。例えばCMプランナーは常にチームで動き誰かとコミュニケーションを取らなければ、仕事になりません。Webディレクターも、複雑チームでコミュニケーションを取って方向性をまとめるのが仕事です。

また記者は文章力が活きる職種。デザイナーは一つの物事をいくつも解釈するような、発想の柔軟さが鍵になる仕事です。そのような仕事は、理系よりも文系がはるかに重宝されやすいようです。実際に筆者もディレクターの経験がありますが、理系出身の人というのは殆ど聞きません。

文系が就職しやすい、人気の業界とは?

では、職種ではなく業種ではどうなのでしょうか。
いくつか代表的な例を見てみましょう!

1.文系就職ナンバーワン「商社」

商社はどこかで聞いたことがある「三菱・三井・伊藤忠・丸紅・住友」だけ、なんて思っていませんか?それはとんでもない間違いです。

世の中には商社がたくさんあり、とくに食品や化学のような専門商社ともなると星の数ほどもあります。いずれの企業も貿易を行ったり、企業同士の取引をまとめて発注したり、さらには投資を行っている企業もあります。

こういった企業では法人同士のコミュニケーションによって利益を確保していることも多いため、文系は歓迎されやすいです。

2.文系にも根強い人気の「鉄道・電力・ガス・航空」

技術系の仕事も多いのでは…?と思う方。確かにそれは半分正解です。技術職の採用も多く、文系とは別枠で技術職の採用や人材育成も熱心に行っています。

ですが、文系の学生も大量に採用しています。例えば鉄道会社や航空各社はグループ企業も多く、ホテルやテーマパーク、さらには広告関連企業といった、まったく異なる企業をグループ傘下に収めていることは珍しくありません。

グループ全体で数千人もの採用を行うこともあり、文系であれば比較的狙いやすく、入りやすい業界でもあります。

3.華やかな仕事も!「マスコミ系」

近年何かと批判を浴びることが多いマスコミ系ですが、「マスコミュニケーション」が元の言葉とだけあって、コミュニケーションを得意とする文系が最も活躍しやすい業界の一つといえるでしょう。

多くの場合、制作のプロデューサー、プランニングやディレクション、さらには実際に記事を書く記者など、多くの人の目につきやすい仕事をすることも多く、学生からは一定の人気を誇ります。ただ、その一方でそれを支える広告営業や出版業務、制作現場での下積みといった、あまり目につかないながらも重要な仕事が沢山あることを忘れてはいけません。

4.かつての花形で強い影響を持つ「銀行・証券」

銀行・証券は近年リストラが相次いでいるほか、早期退職などで経営のスリム化が目指されているなど、最も動きが激しい業界のうちの一つです。

日系大手金融企業は苦戦していますが、その一方で外資系金融企業や証券各社の勢いは健在。またネット系銀行も影響力を地味に伸ばしてきており、業界再編の真っ只中にありながらも、今後の新たな成長が期待できる業界でもあります。

5.文系でもエンジニアになれる「IT系」

ひとくくりにIT系といっても、かなり幅が広い業種になります。手掛けているのは金融系のサービスである場合もありますし、製造業関連のサービスかもしれませんし、人事総務系のツールかもしれません。ただ、プログラミングの力でそれを作り出すという点だけが共通しているのがIT系の実情です。

そしてこのIT産業ですが、慢性的なエンジニア不足に悩まされています。きちんとした技術力が身についているのであれば、比較的自由な働き方が認められていることもあって副業をしながら収入を増やしていくことも可能です。
ただ、常に勉強し続ける必要があるため、文系の中でも勉強が好きな人が向いている業界だと言えるでしょう。

文系の就職で落とされないコツは?

文系の学生を取る企業は、言ってしまえば「専門性がなく、コミュニケーション能力と今後の伸びしろにかかっている」という点を魅力に感じて学生を採用します。

コミュニケーション能力は、相手の求めていることを聞き出して、自分なりに価値を発揮しようとする能力のこと。営業でもマーケでも、人事でも総務でもこれは同じです。つまり、相手の求めていることをどれだけ汲み取って、修正していけるかが肝になります。

そして、その会社の人として活躍してもらうためには「伸びしろ」が重要です。伸びしろがないと、成長してくれないことになりますからね笑
なので、相手のことをきちんと聞き出し、それに合わせた自分の強みを伝えると共に、成長性をアピールするのが文系の就職のキモになります。

といっても、それは超難しいですよね。大学生時代の私も多分できません。私は確かに上場企業で人事関係の仕事をしていましたが、それ以前は50社受けて48社落とされるポンコツ就活生だったので…。

なので、そのコツをわかりやすく解説するLINEを始めました。必要に応じてどんなサービスを使うべきか、就活の悩みにどう向き合うべきか、などを発信しています。

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