第一志望群、全落ち…
就活をしていると、こういう人が一定数います。かくいう私も、かつては就活で第一志望群から落とされまくり、5回ほど志望業界を変えることになりました。総お祈り数は50社くらいですかね。祈られすぎて神になるかと思いましたよ…。
と、今は茶化して書いていますが、当時の私はそれどころじゃなかったです。周囲はどんどん就活を終わらせて好きに旅行に行ったりしているのに、自分だけは相変わらず就活をしている。進路も決まらない。真面目に死のうかと思っていました。
でも結局、なんとか死にませんでした。それにご縁があり、今は当時お祈りされたはずの第一志望群の企業の総合職をやっています(中途採用)。なので、チャンスはあるんですよ。
そんな「落とされ&祈られのプロ」の私は、実は上場企業の人事関係の仕事をやっていました。その経験から、どうも落ちる人には(かつての私も含めて)共通点があるのではないかな?と考えるようになりました。この記事では、その内容について深堀りしていきます。
つらいかもしれませんが、考えていきましょう!
就活で落とされたなら:大前提、チャンスは沢山ある
まず、大前提として確認しておきたいこと。それは、これからの人生でチャンスは山ほどあるということです。何なら卒業2ヶ月前の2月に就活を成功させることや、中途で総合職に採用されて返り咲く人(※私のケースです)、しょぼい会社の年収200万のサラリーマンから始まって15年で年収5億円まで持っていった人など…挙げればキリがないです。つまり、どうとでもなるんですよね。
なので、大前提として何かに絶望する必要はないんです。
電車に飛び込みたくなる?やめてください。
その会社でしかやれないことがある?それも嘘です。私もそう思っていましたが、振り返ってみたら完全に間違っていたことばかりでした。
それに、やけくそになって全く別の業界に申し込むのもやめたほうがいいです。例えば職が溢れているから、という理由だけで飲食やアパレル、IT常駐エンジニアを目指す人がいますが…やめましょう。あなたのためになりませんし、そんなあなたの周囲に取り巻く同僚や友人、家族も不幸にしてしまいます。
まずいったん落ち着いて、「チャンスはこれからいくらでも作り出せる」ということを忘れないようにしましょう。
就活で落とされたなら:「どう貢献できるか」考える
その上で。自分はどう御社に貢献できるのか、をもう一度考えなおしてみましょう。就活で落とされる人と、落とされない人の最大の違いはここにあるのではないかと筆者は考えています。
どういうことか。落ちる人は志望動機を訊かれてこういうことを言いがちなのです。
Q.志望動機は?
A.
「御社の商品が好きだからです」「ファンなんです」
「私自身がユーザーとしてもう何年も使ってきたからです」
これの何が悪いのか分からない、いいんじゃないか…と思う方。
実はその点がマイナス評価に繋がっている可能性が高いです。
たとえ話をしましょう。
あなたはとあるプロサッカーチームの監督です。自チームのサッカー選手の採用も、あなたが自由に決められます。そんなあなたに、ある日熱心なチームのファンがやってきて
「オレを選手として採用してください!
理由はあなたのチームを愛しているからです!」
と言ってきたら、どうでしょうか。採用しますか?
「…いやいや、キミはただのファンじゃない。サッカーできるの?」と質問したくなりませんか?私ならそう聞きます。どんなに彼がチームを愛しているとしても、サッカーができないなら採用はお断りですよね。
面接で「御社のサービスや製品が好きなんです!」「熱烈なファンなんです!」と言っている人は、まったくこれと同じことをしています。ファンとして猛烈に好きなのと、チームとして貢献をするのは全く異なる話なのですから。
消費者の視点で「好きです」と言われるのは、たしかに嬉しい。ですが、一緒にやっていけるのか?というと、それは別の判断基準があります。何らかの形で貢献してくれないと、採用する気にはならないのです。それは新卒就活でも同じです。
就活で落とされたなら:好き+貢献できる理由のセット
そう、就活の志望動機は
「自分が御社を選んだ理由」×「御社で貢献できる理由」
の2セットで成り立っているのです。どちらがか0だと、どちらか一方が10でも100でも総合点は0(ゼロ)になってしまう。前述のサッカーチームのスカウトの例なら、
「長年応援しているチームだから」
×
「チームに貢献できるサッカーの技術があるから」
という二段じかけの志望動機を言わなければ、監督のあなたは採用する気になりませんよね。ひたすら「好き、好き」と言うだけでは不足しているのです。
就活で落とされない志望動機と態度を見せよう
ではもう一度就活を立て直すとして、どのようにして
「自分が御社を選んだ理由」×「御社で貢献できる理由」
を兼ね備えた志望動機を作ればよいのでしょうか。それについては、別記事で詳しく書いていますので、そちらを参考にしてください。
さらに、言うだけではダメです。態度としてその気持ちに嘘がないことを見せなくてはいけません。こういった態度に関しては、なかなか一言で伝えるのは難しいのですが「恋人になったつもりでアピールする」のがよいでしょう。
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