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【就活】自己PRの書き出し方。例文付きで元人事関係者が解説

就活初心者向け

就活で必ず考えなくてはいけないことが一つが「自己PR」。絶対に避けて通れない就活の質問の一つでもあります。
効果的に言うことができれば、それだけで面接を有利に進めることができる一方で、失敗すれば興味を持たれない…ということもあり得ます。

この記事ではどうやって書き始めればいいんだろう…という方に向けて、自己PRの書き出し方を解説していきます。

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自己PRの書き出し方とは?

まず、結論から書いてしまいましょう。これが就活で使いまわせる、自己PRのテンプレート文です。

自己PRのテンプレート文

私の強みは(結論)です。(経験の概要)で経験しました。

当時の課題は(問題点)です。

(課題設定)が問題だと考え、(解決策)しました。結果として、(結果)になりました。

御社でもこの(結論)という強みを活かして貢献したいです

…これだけだとよくわからないと思うので、ここから作った例文をいくつか紹介していきますね。

自己PRの例文集

私の強みは粘り強さです。これはサークルの合宿の企画を通して経験しました。

当時の課題はサークルで合宿を企画したのに、参加率が悪いことでした。

私はサークル合宿の楽しさがいまいちメンバーに伝わっていないことが問題だと考え、50人ほどのメンバー一人一人に説得して周りました。結果として合宿の参加者は30人以上も増えました。

御社でもこの粘り強さを生かして貢献したいです。

私の長所は「やりきる力」です。これは私がとあるインターンに携わった際に経験しました。

そのインターンでは、法人のお客様をテレアポするのが求められました。

周囲の学生があまりの辛さに辞めていくなか、私は毎日必ず守ると決めた電話の数をこなし、辛くても続けるようにしました。最終的には、インターン先から正社員になるというオファーをいただけるほどの結果を残すことができました。

御社でもこの「やりきる力」という強みを活かして貢献したいです。

それぞれ、どのように書くか?は、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

自己PR文の書き出し方の注意

書き出し方の注意としては、以下のようなポイントを心掛けましょう。

1.自己PR文の書き出しは「再現できる強み」から書く

自己PR文の書き出しは、あなたの「その会社で再現できる強み」から始めるようにしましょう。

サッカー選手が欲しい、と言っているチームに「自分は野球ができます」とアピールしても何も通じませんよね。そうではなくて「自分は野球の練習で忍耐力が身に付いた。この忍耐力でサッカーを頑張りたい」とアピールするなら、相手は興味を持ってくれるかもしれません。忍耐力は「サッカーでも再現できる野球経験者の強み」だからです。

就活も同じです。必ず「その会社で再現できる強み」をアピールすること。

  • NGパターン1:私の強みは「留学経験です」「ビジコン優勝です」
    単に留学だの、ビジコン優勝だのを語るだけでは自己PRにはなりません。
    あなたの留学経験や、ビジコンの優勝経験が面接している会社でどう役に立つのかを語らなくてはいけません。論理的思考能力なのか、語学力なのか、粘り強さなのか、とにかく会社でも再現できる強みを語ることです。

2.自己PR文の書き出しは「結論」から書く

そして、必ず結論から書くようにすること。最後まで読まない・言わないと何をアピールしたいのかわからない自己PRは、残念ながらPRとは呼べません。

自己PRはCMのようなものだと考えると分かりやすいはずです。最初にどういった商品なのか分からないCMは、ダメなCMですよね。結論から見せたり、衝撃的なメッセージで相手の気を最初に惹き、そのうえでプロモーションをするのがCMです。

それと同じで、最後までひたすら喋らないと結論がわからない自己PRはダメです。10秒以内に結論を言えるような自己PR文を作りましょう。

3.自己PR文の書き出しは「求められていること」を書く

相手に求められている強みを語ってください。これは強みを相手に合わせて捏造してください、ということではありません。同じ話を別の視点から語ってほしい、ということです。

まず、そもそも相手が求めている強みを語ること。求められていないことをアピールしてしまうのも失敗です。

例えば「お客様に寄り添う」ことを求める営業会社で「知的好奇心が強い」とアピールしたらどうでしょうか。別に知的好奇心が強いのはダメではないですし、その会社でも再現できるかもしれません。が、営業することが求められる会社で知的好奇心が強いことはあまり関係がないですよね。仮にその会社に行きたいとしたら、「自分は知的好奇心が強いので、お客様に人一倍寄り添うことができます」くらい言わないと相手の頭の中にイメージが湧きません。

4.自己PR文の書き出しは「プロセス」を書く

プロセスを語らないと、ただの自慢話に聞こえてしまう自己PRはたくさんあります。

例えば「学生インターンを頑張り、100万円の売上を立てました!」と誇らしげに語ってくれる学生さんも時々います。が、それはどうでもいいんです。そもそも企業からすれば100万円なんて大した金額じゃないですし。
そんな自慢話ではなく、なぜ自分は100万円の売上を立てるまでに頑張れたのか、それはなぜ今受けている企業でも出来るのか、を語るべきです。

そのためには、なんで頑張ったのかというプロセスをきちんと語らないといけません。逆にきちんとプロセスを追って話せているのであれば、最終的に失敗しているとしても評価されるはずです。

就活の自己PRはテンプレで答えられる

いかがだったでしょうか。「就活の自己PR」というのは、実はかなり奥が深いということがおわかり頂けましたでしょうか?

多少面倒なのは事実です。が、あなたが悩みきちんと考えて書けば書くほど、あなたは他の就活生よりも確実に抜きん出た存在になれます。苦戦しながらでも書いてみることをオススメします!

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