※この記事は、2020年6月1日に書かれました。
就活っていつから?
コロナもあって、スケジュールがよくわからないんだけど。
こういう方、いませんか?
そもそも、就活解禁ってなに?コロナでスケジュールがごちゃごちゃになった、という話は聞いているけどよくわからない…という大学生も多いはず。
そこで、22卒向けに就活のスケジュールを確認しましょう。コロナの影響も含めた上で、なるべく最新の情報も盛り込んでいます。
例年の就活解禁日・スケジュール
今年の話をするまえに、まず例年の流れを掴みましょう。
というのも、今年は例年とは少し違う流れになることが予想されるからです。応用に行くまえに、基本をつかむ必要があります。
21卒までのスケジュール
スケジュール | 採用に向けた動き(企業側) |
3年生6月 | インターンシップ=採用活動が開始 夏のインターンシップが募集開始される |
7月 | |
8月 | 外資系戦略コンサルで採用直結インターンシップが開催される |
9月 | |
10月 | 秋のインターンシップ開始 外資系メーカー、総合コンサルで内定出し |
11月 | |
12月 | 外資系金融、メガベンチャーで内定出し |
3年生1月 | 冬のインターンシップ開始 ミドルベンチャーの内定出し |
2月 | |
3月 | エントリー・会社説明会開始 事実上の選考・面接開始、順次内々定が出始める |
4年生4月 | |
5月 | |
6月 | 大手の内定解禁 |
7月 | |
8月 | |
9月 | |
10月 | 内定式 |
以上が、コロナが存在しなかった世界における就活のスケジュールでした。
ですが、私達はどういうわけかコロナが大爆発した世界で生きていますね。なので、このスケジュールから変更すべき点がぽろぽろと出てきました。
…ですが現状、決まったスケジュールというほど就活業界でスケジュール感が決まっているわけではありません。コロナの影響が長引くことが確定的になった以上、実はどの企業もこの先に何が起こるのかよくわかっていません。企業の人事担当も、上のスケジュール表をにらめっこしながら今後のスケジュールをなんとか決めているのです。
なので、今後ほぼ確実視されているいくつかの22卒向けのスケジュールのポイントと、いまのトレンドを説明していきます。
22卒のスケジュールのポイント
1.22卒のスケジュールは、前倒し傾向が加速
実は、コロナに関わらず22卒でもスケジュールが例年より前倒しになっています。
これは新卒就活では数年前からずっと続くトレンドです。
そもそもなぜ早くなるのか?それは、就活を恋愛に置き換えて考えると理解できます。
クラスの中のカッコいい人、可愛い子には、みんなの注目が集まります。そして、こぞって告白したいと考えますよね。あなたもその一人だとした場合、後になればなるほど恋のライバルが増えるので、早めに告白してお付き合いしたいと考えるはずです。
実は、全く同じことが就活でも起こっています。
企業は優秀な学生を早めに獲得したい。特にコロナの影響で今後の見通しが曖昧なら、なおさら優秀な人を早めに確保して、足回りを固めておきたいですよね。大して優秀ではない人を採用する余裕はありませんので。
なので、企業がどんどん早めに動きたがるのです。
実際に、すでに2020年6月1日の時点で22卒向けのコンサル業界の企業説明会が開催されています。就活に興味があるなら、少しでも早めに動いた方が得策です。
2.22卒はインターン採用がメジャーに
そして、上記の傾向をさらに加速させているのが「インターン採用の本格的な普及」です。
インターンに参加してもらって数日間の就活生の実際の動きを見た方が、企業は学生を評価しやすい。これは実に当たり前なのですが、今までは経団連のお約束により「インターンからの採用はNG」とされていました。
が、それも形骸化しています。実際に、2019年の時点で4分の1の企業でインターン参加者に内定を出している、という調査結果が出ていたりと、もはやインターンから採用するのは当たり前になりつつあります。
インターン採用の傾向についてはこちらの記事でも取り上げているので参考にしてくださいね!
3.22卒の選考倍率は激化傾向
そして22卒はもう一つの傾向として、就活生同士の競争が激化していることが挙げられます。主な原因は2つ。
一つは、オンライン説明会が普及して誰でも説明会の参加とエントリーがしやすくなったこと。物理的な説明会は会場のキャパシティからある程度の人数制限をかけていましたが、その制約がオンラインではなくなります。よって、説明会に誰でも参加できるようになりました。
もう一つの理由は、雇用情勢が厳しくなってきているからです。特に、21卒の一部が22卒として就職活動することが考えられます。また、そもそも社会全体で求人の数が減っているのもすでに報道されている通りです。そのため、全体的に競争は激化傾向なのです。
22卒がやるべきこととは?
では、これらの傾向から就活生がやるべきことは何でしょうか。筆者は以下の3つが22卒のポイントになると考えています。
- インターンで一回試行錯誤を積んでおく
- 早めに動いて優秀層入りを目指す
- 名の通った大手内定一つは確保しよう
22卒は夏・冬インターン参加で試行錯誤を積むべし
まず、インターンには必ず参加しましょう。特に夏・冬インターンは参加すべきです。
コロナの影響下から脱しつつあるいま、インターンは今後少しづつ開催傾向に戻るはずです。
実は、インターンにも選考があります。志望動機を聞かれることも普通です(といっても、実際の選考より判断基準はゆるいです)。そのため、インターンへの参加は本番の面接のプチ練習を積めるいい機会になるのです。
それに加えて、中々イメージしづらい業界の理解にも繋がります。広告業界志望だとしても、広告会社がどのように働いているのかをきちんとイメージできる就活生はほとんどいません。そのため、仮に採用につながらないとしてもインターンに参加することは大きなメリットがあります。
22卒は早めに動いて優秀層入りを目指そう
そして、前述の通り雇用情勢の悪化のため、競争は激化傾向。こんな時に目指すべきなのは、早めに動いて優秀層の仲間入りを果たすことです。
繰り返しになりますが、企業は優秀な人にはどんなに早くても内定を出して確保したいと思っています。そのため、その企業にとって優秀な人であればあるほど、競争を勝ち抜いて内定を確保できる可能性は高まります。
優秀層に入るてっとり早い方法はとにかく早めに試行錯誤を積んでおくことであり、それ以外に近道はありません。そのために、まずはインターンに参加すべきです。
22卒は大手の内定一つは確保しよう
そして、もう一つ。ベンチャー志望だとしても、大手の内定一つは確保しておくことをおすすめします。
なぜなら、これからコロナの影響による採用面の悪化がやってくる可能性が高いからです。企業の業績は常に遅れて発表され、その業績を受けて採用の見通しや計画を立てる仕組みになっています。つまり、採用への影響は絶対にタイムラグが発生する仕組みになっているのです。
つまり、今は地震が収まり、津波がやってくる直前の状態です。津波が来る前に高台に避難しなくてはなりません。高台にもいろいろあり、低い高台では津波にのまれてしまいます。しっかりした、高い高台なら生き残ることができます。
就活で言う「高いしっかりした高台」が大手企業です。大手企業は社会的な信用もあるため、学生をあまりにも雑に扱ったりすることは少ないです。低い高台は、残念ながらベンチャーや中小企業が該当します。お金が少ないため、景気という大きな波にのまれると完全に流されてしまいがちです。
そのため、まずはしっかりした高台である大手企業で内定をホールドしておく。そして、余裕があればベンチャーを見てみる。それが22卒の戦い方になるはずです。
時期別に寄り添ってやるべきことをお知らせします
さて、そんな就活のスケジュールですが、今後も迷うこともあるでしょう。そのたびに検索して、周囲の様子を伺って…では、めんどくさいですし、時間のロスになりますよね。
そこで、筆者が就活生向けにLINEで情報を発信しています。
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