就活で落ちる瞬間というのは、辛いものです。
私も就活を経験しています。何度も「選考結果につきまして」という件名のメールで、「貴殿のさらなるご活躍をお祈りします」、いわゆるお祈りメールは何度も食らってきました。
そこで、ふと気になる瞬間がありますよね。
それは「就活って、みんなどのくらい落ちているんだろう?」ということ。
そこで、調べました。
なんと、あのリクルートが調べてくれているんですね。すごい、リクルート。その結果についてご紹介します。
単純計算で、就活生は平均25社に落ちる
実はリクルートが就活白書というものを出しているんですね。その中で「内定状況調査」という項目があり、だいたい1000人くらいの就職を控えた学生に調査を行った結果を無料で公開しています。
その調査によると、プレエントリーは就活生の平均値は27.38社。
一方、内定獲得数の平均は2.36社。つまり、
27.38 - 2.36 = 25.02
だいたい25社に落ちる計算になります。
※厳密に言うと、これを引き算していいのか?は若干の疑問があります。平均値を出す前の母集団が違っていると、平均値は全く異なるものになるからです。
ちなみにこれは2019年度の話ですから、他の年ではどうなのか?も計算してみます。
2018年度:プレエントリー平均35.84社 - 内定平均2.54社 = 33.30社
2017年度:プレエントリー平均37.91社 - 内定平均2.22社 = 35.69社
年を遡るほど、多くの企業に落とされているんですね。先輩方はもっと大変だった、ということです。
個別企業の説明会は平均13社、面接は8社
ところが、みんなこんなにアタックしまくっているのか?というと、どうやら違うようです。
というのも、個別企業の説明会に行くのは12.83社(2019年)が平均だからです。
さらに面接参加になると、もっと数は減ります。面接参加は8.19社が平均値です。
つまり面接で「落とされた」と感じるのは
面接参加8.19社 - 内定獲得2.36社 = 内定獲得できなかった平均5.83社
という計算になりますね。つまり、27社も申し込んでおきながら、そもそも個別企業の説明会に行くのは13社、面接に参加するのはさらに8社程度、落ちるのは6社程度、というのが現実のようです。
グラフにまとめました
ということで、年度別の傾向などがわかるグラフも作りました。
エントリーだけで、企業説明会には行かない企業がたくさんあることが分かります。
また、2017年は2019年より10社以上エントリー以上の企業が多いにも関わらず、内定獲得の平均は2019年と大して変わらないのが印象的ですね。内定が出やすくなっているという傾向は読み取れます。
あくまで平均値。もっと行動している人はたくさんいる
この数字を見て、安心した人、いませんか?
少なくとも就活生時代の私なら安心します。ダメ就活生だったので「なーんだ、もっと行動している自分は大丈夫〜」とか思ってしまいます。
ですが、甘いです。私はもっと申し込んでいますが、落とされまくっていますから。
あなたの選考と、平均値はほぼ関係ありません。行動している人は本当に行動していますよ。格差が激しいのが就活です。
きちんと行動して、納得の内定を獲得しましょう!
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