この記事でわかること
- 外資就活は他の就活サイトとどう違う?
- 実際に申し込むとどうなるの?
- 実際に使った人の口コミの良い点、悪い点は?
株式会社ハウテレビジョンが運営する就活サイト、外資就活。
実際、どんなサービスなのか気になりますよね?
そこで、外資就活の使い方や評判などについてまとめました。
- 人気企業の選考対策が豊富な情報量で可能に
- 企業研究・業界研究が簡単にできる
- 中小企業やベンチャー企業志望の人は向いていない
そもそもナビサイトって?
そもそもナビサイトってなに?
いろんな企業の説明会や、募集要項の情報をまとめて紹介しているサイトのことだね!
ナビサイトとは、多くの企業の募集要項や説明会情報をまとめて紹介しているサイトのことです。就活生のために求人情報を沢山集めているサイト、という理解でほぼ間違いありません。
かつてインターネットがあまり普及していなかった頃(2000年くらいまで)は、大学の就職相談室に就活生が行き、企業が提供する求人票に目を通していました。当時は全て紙だったので、募集要項も企業情報もプリントです。就活生はそれを一枚一枚めくって延々と読むのが「就活」でした。
これは時間もかかりますし、企業同士で比較も(あまり)できません。
何より就活生も企業も面倒です。
そこで、様々な企業の求人情報をまとめて、エントリーまで出来るようにしたサイトがインターネット上に登場しました。これがいわゆる「ナビサイト」です。
外資就活ってどんなサービス?
では、外資就活はどんな就活情報サイトなのでしょうか?
外資就活の特徴
名前 | 外資就活ドットコム |
登録者数 | 約20万人 |
月間ユーザー数 | 12万人以上 |
その他特徴 | 旧帝大・早慶などを中心に上位校において高いシェアを持つ |
上位校生向けに、ハイクラスの新卒向け求人・選考情報を取り扱っているサイトって感じだね。
外資就活の最大の特徴は、上位校生の人気企業の選考情報が集まっていること。ちなみに、「外資就活」と言ってはいますが、日系の人気企業もきちんと掲載されています。
その名の通り、「マッキンゼー」「ボストン・コンサルティング・グループ」を始めとする外資系戦略コンサルティング会社や、P&Gやユニリーバなどの外資系日用品メーカー、そしてJTや三井不動産、さらには経済産業省や国土交通省といった日系企業・官公庁の選考情報が集まっています。
また、それ以外にも関連する複数のサービスを展開しています。
- 外資就活カフェ
東大・京大・阪大のすぐ近くに立地する、就活生ならドリンク・電源・Wi-Fiが無料のコワーキングスペース - 外資就活アカデミア
戦略コンサルティング業界志望の学生に対し、対策講義や紹介を行うエージェントサービス - 外資就活書店
業界研究や企業研究におすすめの本がクーポン付きで買えるネット書店
上位校生の就活のためにほぼ全てのサポートを行っているサイト、という認識で間違いないでしょう。Android・iPhoneアプリでも利用可能です。
運営のハウテレビジョンってどんな会社?怪しくない?
外資就活の運営元であるハウテレビジョンも怪しくないの?ということで、簡単に調べてみました。
運営会社名 | 株式会社ハウテレビジョン (東証マザーズ上場) |
設立 | 2010年2月9日 |
事業内容 | キャリアプラットフォーム運営事業 |
ホームページ | https://howtelevision.co.jp/ |
住所 | 東京都渋谷区渋谷3丁目10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル8F |
従業員数 | 30名 |
売上高 | 6.5億円(2019年) |
株式会社ハウテレビジョンは、「外資就活」に関するサービスや、社会人のキャリアアップ支援サイト「Liiga」などの人材に関するサイトを複数運営している企業です。2010年創業と比較的新しい企業ですが、2019年に上場を果たしました。
上場企業とだけあって厳しい監査基準が設けられており、犯罪行為はもちろん、暴力団関連組織と取引することすら許されていません。
そのため決して怪しい企業ではありません!
外資就活を利用するメリット
外資就活を利用するメリット
- 人気企業の選考対策が豊富な情報量で可能に
- 企業研究・業界研究が簡単にできる
- 豊富な就活コラムで業界の雰囲気もわかる
最大のメリットは、人気企業の選考対策が可能なことでしょう。企業紹介や社員インタビューで、志望企業の研究が外資就活だけで可能です。もちろん、その会社の採用関連のホームページなどを読み込む必要がありますが、併せて読むことによりかなりの競争力がつくはずです。
それに加えて、豊富な就活コラムのコンテンツで業界の雰囲気も伝わってきます。知らなかった業界の魅力や、息抜きコンテンツなどもあり、どれも質が高いです。就活の合間に読んでみることをぜひともおすすめします。
外資就活を実際に使う流れ
登録する
最初の仮登録は、学校のメールアドレスが必要になります。
学校のメールアドレスがない場合は学生証をアップロードをしましょう。基本的にはすぐに登録できるのでメールアドレスで登録するのがおすすめです。
※海外の大学に在籍している場合、学校メールアドレスでの登録ができません( ”.edu”・”.ac.uk”または”.ubc.ca”がつくアドレスなら通常の仮登録ができます)。その場合は学校のメールアドレスを登録する作業を行えば、登録が可能です。
その後、メールが届きます。記載されているURLをクリックし、本登録を行います。生年月日や住所、学年の登録などが必須になっています。
また、志望している企業のフォローが必須になっています。よくわからない場合は、適当にピックアップしましょう(後で修正できます)。また、Premiumスカウト(企業のからの特別選考のスカウト機能)を受け付けるかどうかも選択できます。基本的には「はい」を選択しておいて間違いないでしょう。
普段使うメールアドレス(フォロー企業の通知などが届きます)を登録し、そちらに届いたメールのURLをクリックすることで全ての認証が完了です。お疲れ様でした。
就活初期
初期は、就活コラムを読んで基本的なマナーや流れを掴みましょう。
おすすめは「就活初心者向けコンテンツ」です。大まかな就活の流れや、どんなことが就活で求められるのか、自己分析のコツなどを読むことができます。
それ以外にもセミナーや説明会が開催されているので、それに顔を出してみるのもよいでしょう。イベント・セミナーの検索は「業界」「卒業年次」での絞り込みも可能になっており、かなり使いやすいです。
就活中期
就活中期で必要になってくるのは業界研究・企業研究ですが、こちらも外資就活では可能になっています。前述の就活記事では「業界研究」記事が上がっているので、志望業界や興味がある業界があるなら、一度は読んでみることをおすすめします。
さらに、外資就活が本領を発揮するのは企業研究です。
ほぼ全ての各企業に「企業紹介」「社員紹介」「イベント情報」が記載されており、読むことができます。さらに、実際に内定を獲得した人による選考体験記も読むことが可能。こちらは内定者か、どのステップで落ちたのかも全て記載されています。
エントリーシートの内容や、選考の流れ、質問内容、会場の雰囲気など、細かな部分まで記載されているため、実際の選考のイメージを掴むことができます。
就活後期
インターン探しや、本選考の申込みも外資就活上で可能。
特にインターンからそのまま採用につながる企業も近年では多いため、志望企業のインターンを見送るのは「激しくおすすめしません」。インターンには出るようにしましょう。
さらに採用につながるポイントは「選考ステップ」情報に全て記載されているため、内定をもらうまで活躍します。ESやWEBテスト情報、実際に質問される内容も全て記載されているため、絶対に目を通しておきましょう。
また内定辞退の方法や、内定を取ったあとにすべきことも就活コラムにコンテンツがあります。ぜひ参考にしましょう。
外資就活の賢い使い方とは?
今までの情報から、外資就活の賢い使い方を説明します!
企業フォロー・クリップ機能を使いこなす
外資就活では「企業フォロー」機能により、気になる企業に何らかの更新があった時にお知らせを受け取ることができます。「企業を探す」→「フォローを管理する」で、フォローの追加や削除が行えます。
そのため、早い段階から気になった業界の企業をフォローしておきましょう。貴重なイベント開催情報などを逃さずに済みます。
それ以外にも、参考にしたいと思った選考体験記や企業紹介ページは「クリップ」しておきましょう。クリップしたページは、マイページから「クリップしたページ」で一覧で確認することが可能です。
長期有給インターンに参加する
業界について知っておきたい場合、長期インターンシップに参加することをおすすめします。インターンに参加することで、良くも悪くもその業界のリアルな雰囲気を知ることができます。
ちなみに、インターンに参加するときは「慎重に選びましょう」。
私も確認しましたが「この条件は学生を安くこき使いだけだな…」というインターンの求人がちらほらありました。具体的に何がヤバいのか、はここでは書けません(企業に対する誹謗中傷になりかねません)ので、クローズドな場で出しています。
詳しくはこちらからどうぞ。(LINEの友達追加で、就活における裏情報の配信を受け取れます。もちろん無料です)
通過ES・内定者の体験記でお小遣い稼ぎ
※やっていない時期があります。実施しているかどうかはサイト上で確認してください。
時期にもよりますが、実際に通過したESなどの就活情報の投稿で最大5,000円分のギフトがもらえます。実際にはAmazonギフト券で、謝礼は〜2,000円程度の募集が多いようです。
また、プレゼントの内容・金額は企業や時期によって変動します。人気企業では募集を早めに締め切ることもあり、常にプレゼントがもらえるわけではありません。
とはいっても、就活でお小遣い稼ぎができるサイトは珍しいです。
似たようなサービスとしてサポーターズや、ご飯をおごってもらえるニクリーチなどがありますので、就活にかかるお金が気になってしょうがないという就活生はぜひとも登録してみましょう。
ちなみに下のリンクは過去実施されていたキャンペーンです。参考にしてください。
「外資就活」利用者の口コミ・評価
それではお待ちかね。
実際に外資就活を利用してみた利用者の口コミをご紹介していきます。
外資就活の肯定的な評価
外資就活の評判の良かったところ(抜粋)
上手い人のESが参考になる
ケーススタディのお題が事前にわかるよ
外資就活とワンキャリアだけで何とかなるよ
まずは、外資就活の肯定的な評価からご紹介していきます。
上手い人のESが参考になる
エントリーシートの書き方がわからなければうまい人を参考にしよう。2,3枚見れば通る人と通らない人のESの区別がつくはず。たしか、外資就活ドットコムに合った気がする。
— まさひろ (@masahirosk1) November 24, 2019
実際に通過した人のESを読むのは、自分のESを見直すのにぴったりです。
特に業界によって求められているESは全く異なります。例えば、日本航空やANAなどのエアラインであれば、ESの言葉遣いはかなり細かいところまで求められます。航空業界志望の場合、他の人がどのような表現を用いているのかを知ることで、ES通過にかなり近づくことが可能です。
さらに、構成の方法やエピソードの選び方などにおいても参考になる部分も多いです。ESが気になる!という人は、ぜひとも登録してみましょう。
コンサルのお題が事前にわかる
もうすぐ外資金融の選考が始まる。外資就活に各ファームの面接のお題が出ているようなので、実際にJPで面接官をしてた時の視点から、その質問で学生さんの何の資質を見たいのかを解説したい。個人の意見なのであくまで参考程度に。 pic.twitter.com/9Ph8c8bG9G
— 就活無双塾 藤木 (@Syukatsu_Muso) October 21, 2019
外資就活上では、実際に出題されたコンサルティングファームのケーススタディを確認しておくことが可能です。ケーススタディでは多角的な物事の考え方が問われることもあり、それには関連するトピックの背景知識の量の多さがモノを言います。
そのため、出るかもしれないケーススタディはよく研究しておき、考え方を整理しておきましょう。
もちろん、必ず当たるわけではありませんし、当日に何が出るかは企業担当者しかわかりません。が、トレーニングにはなるはずです。
ワンキャリアと登録するだけで良い
就活のいわゆるトップ層を見ていると、
— 人事みん (@hrmakerhrmaker) December 30, 2019
①外資就活
②ワンキャリア
の2強な気がしますね。
あとは、みん就や就活会議を見る人がちらほら。就活全体で見ればまだリクナビ・マイナビが強いのかもしれません。 https://t.co/DCSAMHQwTQ
外資就活の近年の伸びは凄まじく、上位校ではかなり浸透してきています(上位校生の8割が登録している、と宣伝しています)。
私も登録してみた感想として、外資就活とワンキャリアに登録するだけで大手企業の選考対策はほぼできるな、と感じました。大手企業・人気企業志望の就活生は、ぜひともワンキャリアにも登録してみましょう。ちなみにワンキャリアの概要や使い方のコツに関しては以下のページに記載がありますので、ぜひ参考にしてみることをおすすめします。
外資就活の否定的な評価
外資就活の評判の悪かったところ(抜粋)
経歴確認しているのか怪しい人が答えてるのでは?
リクナビに情報を売ってた過去があるぜ。
個人的に気持ち悪くて無理だった!
公平性のため、外資就活の否定的な評価もきちんとご紹介しますね。
まずはこちらから。
経歴確認しているのか怪しい
外資就活っていう就活サイト怪しく感じてしまう。学生の質問をツイッターで本名を名乗ってない自称外コン、外銀の人に回答させてるけどちゃんと経歴確認してるのだろうか?
— ネイビーマン@勉強垢 (@navy_so_cool) November 2, 2019
外資就活には質問箱コーナーがあり、戦略コンサルに関して様々な相談に乗ってくれます。
…が、答えている人の素性が分からないため、その回答は怪しいという声も。これは確かにそのとおりで、答えている人はプロフィールがよくわかりません。
実際のところ、どうなんだろう?と思う方はHELLO, VISITSなどで在籍確認が取れている社員さんとOBOG訪問をすることをおすすめします。OBOGと1対1でリアルな情報を聞くことができるはずです。
リクナビに情報を売っていた過去
アルゴリズムの1部:
— Utsuさん※インスタへ移動 (@3utsu) August 26, 2019
・当該企業の過去の閲覧履歴と辞退を相関し それに似する今年の学生の行動をハイスコアにしていた
・外部サイトの滞在履歴と時間は「外資就活ドットコム」を活用しており外就も承諾していた
リクナビが学生情報を許可なく企業に売りつけ、勝手に商売にしていたという「リクナビDMP事件」。この事件に外資就活に加担していたことが、リクルートキャリアの記者会見で明らかになっています(外資就活上の行動データをリクルートに提供していた)。
そのため、外資就活を利用していた学生であっても、リクナビDMPの被害を受けたことになります。自分の情報が不当に利用されることは避けたい…という人は、利用しないことをおすすめします。
万人受けはしない
早いですね……!そういった本選考が早い企業はどうしたら一気に調べられるでしょうか?💦
— しょく@21卒 (@kenkyu0) January 22, 2020
マイナビだとまだ本選考の欄が無いですし、外資就活やワンキャリアでは大手しか出てこない気がします…
友達に誘われて外資就活うんたらのイベント行ったけど、気持ち悪すぎて途中退出したのを思い出した
— Azumi (@Azumi_cpa) July 16, 2019
まず、外資就活の欠点として、本当に大手&人気企業しか取り扱いがありません。
中小企業やベンチャーに関しては情報が全くありません。それらの企業も見てみたい、という方は外資就活以外のサービスも併用することになります。
また、外資就活は「キャリアアップを目指したい」人向けであり、「仕事はプライベートの次でいい、キャリアに興味がない」人には向いていません。仕事より優先したいものがある人の目線で外資就活を眺めると、キャリアに対するマウンティング(「外資系が素晴らしい!」「戦略コンサルすごい!」といった、上から目線の圧力)を感じてしまうでしょう。
そういった方は登録することはおすすめしません。
外資就活の評判・使い方のまとめ
いかがだったでしょうか。
外資就活はキャリアアップを目指したい上位校生向けのサイトでしたね。人気企業に入りたい人には、もってこいのサイトといえるでしょう。
あなたが納得の内定を得られることを祈っています!
お知らせ:Webテスト回答集&人気企業ES集を配布中!
それでも、外資就活はイマイチだと思いましたか?
…たぶん、そう思っているあなたには「他に向いているサービスがある」可能性があります。
そもそも就活において、必要な情報・使うべきサービスは時と場合によって変わるもの。
また、就活の仲間を見つけることも重要です。
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