就活には、準備が欠かせません。
準備をせずに内定を得たとしても、苦労するのはあなたです。将来の自分のためにもきちんと準備をする必要があります。
では、面接対策としてどんな準備をすべきなのでしょうか。一次面接から最終面接に至るまで、面接対策を一挙公開します。
就活面接対策1:キャリアビジョンの明確化
そもそも、あなたはなぜ就活をするのでしょうか?お金のためでしょうか?
筆者は「好きなことをするため」だと思っています。正確に言うなら「仕事で好きなことをするため」です。
あなたが言われて嬉しいことがあるはずです。「気が効くね」だったり「頼りがいがある」「あなたの意見は的を得ている」などなど。そういったセリフが沢山聞ける仕事が、あなたにとって一番幸せな仕事なはず。自分が好きなことを言われるというやりがいに加えて、お金まで貰えるのですから。
そういった、好きな瞬間を増やすような職種や業界を選びましょう。それを突き詰めていけば、キャリアは自然と出来上がっていくはずです。志望動機だったり、ガクチカを考える前に必要なのは「あなたはこれから、何をしたいと思っているのか」という方向性であり、企業はその手段でしかありません。
そのためには、まずは自分がやりたいと思っていること、5年後や10年後に「こんなチームで、こんな仕事をしていたいな」という、大雑把なイメージを掴むことが重要になってきます。これがないままに志望動機を作ると、結局は嘘をつくことになったり、自信がないまま答えていることを見抜かれて失敗します。
かならず考えてから、他の準備に取り組みましょう!
就活面接対策2:志望動機の明確化
そこからやるべきことは志望動機をきちんと作ることです。志望動機はESから一次面接、そして最終面接に至るどの面接でも絶対に訊かれます。この志望動機がぶれるのはよくありません。なので、ESの段階からきちんと固めておくべきなのです。
志望動機は「自分が入りたい理由(自分が主語)」と「その会社で自分が貢献できる理由(会社が主語)」の掛け合わせです。そのため、自分と同じくらい会社のことをきちんと調べる必要があります。
「どんな人が欲しいのか」は、企業の採用ホームページや資料などに書いてあります。きちんと読み取って、刺さるような志望動機を作りましょう。
刺さらない(相手のことを考えていない)志望動機は受かりません。野球チームのスカウトに「自分はサッカーができます!」とアピールするようなものです。相手が何を求めているのかは、絶対にチェックしましょう。
志望動機の作り方は、以下の記事を参考にしてください。
繰り返しになりますが、会社の目指している方向性をきちんと調べましょう。それを知らないと「野球チームのスカウトにサッカーの能力を自慢する」みたいなことが起こります。そこで、きちんと会社のことを知る必要があります。そのやり方は以下の記事を参照してください。
また志望動機を作るといっても、嘘ではいけません。きちんと自分の経験から語るべきです。「語るべき経験や強みが思いつかない…」という方は、こちらの記事も参考にしてください。
就活面接対策3:再現性のある強み・長所を発掘する
多くの志望者から少しでもあなたを魅力に思ってもらうためには、「長所」「強み」をきちんと語ることが欠かせません。それも相手に刺さるように話し、再現性が伝わるようにプロセスを追って話さないと「ただの自慢話」になってしまいます。
「別に会社が求めていない」強みを語っても仕方ないですし、「何をどう評価してほしいのかさっぱり伝わらない」(=再現性がない強み)を語っている就活生はたくさんいます。「会社が求めている強み」を語ること、そして伝わるように「時系列でポイントを掴んで話す」こと。この二点が成立していなければ、自己PRにもガクチカにもなりません。
以下の記事では、その二点を両立させるテンプレートを紹介しています。参考にしてください。
また「強みとか、学生時代に頑張ったことなんてないよ」という方は、以下の記事も参考にしてください。ガクチカがなぜ訊かれるのか、といった部分まで掘り下げて解説しています。
実は、今までご紹介した「志望動機」と「ガクチカ」をきちんと作り込むだけで殆どの就活の質問は答えられてしまいます。この2つはそれだけ重要な質問なのです。決して手を抜かないようにしてから、次のステップに進みましょう。
就活対策4:あるあるな質問を対策する
さて、上の2つの要素だけで面接の質問に殆ど答えられると書きましたが、それでも「好ましい答え方」にして答えることは絶対に必要です。同じことを言っていても、言い方が悪いだけで全く別の意味に聞こえる、という経験は誰にでもあるはず。就活面接でそんな悲しいことをしてはいけません。本当にもったいないので。
そこで、面接で望ましい答え方のテンプレを紹介していきます。
4-1.自己紹介は「強み」とつなげてしまう
殆どの就活は自己紹介から始まるはず。「笑いを取れ」なんてアドバイスをする人もいますが、筆者はそうは思いません。自己紹介がてら自分の強みをシレッとアピールすればよいのです。
自己紹介を自分の強みとつなげる方法は、以下の記事を参考にしてください。
4-2.採用するメリットは会社の方向性に合わせて語る
「当社があなたを採用するメリットはなんですか」というキツい質問がくることも十分に考えられます。キツいだけに、うまく答えられれば内定に近づくチャンス。きちんと考えておきましょう。
採用するメリットは「自分の強みが御社の方向性に貢献できるから」と答えましょう。そのためには自分の強みと会社の方向性を知ることが重要です。
4-3.なぜ当社?は、「ユニークな接点」を強調して答える
「なぜ当社なんですか?同業他社はダメですか?」という質問には、あなたと会社のユニークな接点を併せて答えましょう。「規模がデカイ」「年収が高い」「時価総額が…」なんてのはダメです。数字で図れるものは止めたほうがいい。
それよりも「あなたがユニークな企業との接点を持っており、それを通して御社に貢献したいと思った」という定性的な答えのほうがよいです。詳しくはこちらを参照してください。
4-4.第一志望ですか?は基本イエス
第一志望ですか?という質問に関しては、内定がゼロなら「第一志望です」と答えましょう。ただし例外があります。それは内定が他にもある場合。その際は「はい」「いいえ」で素直に話しましょう。そして注意点があります。訊かれた後に必ず「それはなぜ?」というツッコミが入るので、理由を言語化しておくということです。
内定ゼロで、いま受けているのが仮に第一志望ではないとしましょう。その場合は、きちんと企業研究を行い、第一志望である理由を答えられるようにしておかなくてはなりません。そうしなければ、第一志望の練習になりませんよね。
その場合、全くの嘘はやめましょう。自分が魅力に思っている点をうまく伝え、第一志望にならない理由は話さない。不利になることを言う理由はありません。
逆に「他に内定を持っていて、いま受けている企業は第一志望ではない」なら、素直に話しましょう。基本的にはネガティブにしかなりませんが、冷静に率直に伝えることが相手の好感触に繋がることもあります。
就活対策5:最終面接なら熱意を語る
最終面接なら、とにかくその会社に入りたいという熱意を語りましょう。最終面接までに企業はあなたの潜在能力を見極めているので、能力的には問題ないと思われています。ここで必要なのは能力の高さアピールではなく、入りたいという熱意です。
詳しくは下の記事を参照してください!
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