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最終面接(役員面接)の対策方法。落とされないコツを元人事が解説【就活】

就活苦労人向け

最終面接まで進んだあなた。おめでとうございます。
ただ、最終面接まで進んだからといって、なにかが約束されたわけではありません。最終面接であっても、きちんと準備する必要があるのは変わりません。

では、何をすればいいのか。
この記事では、最終面接にあたっての心構えや、必要な対策・準備方法などをご紹介していきます。きちんと準備すれば、落とされる可能性もかなり減らすことができます。ぜひ、ご活用ください。

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最終面接は今までと何が違うのか

最終面接は、これまでの面接とは何が違うのでしょうか。まずはその違いと、何を目的として行われるのかを確認しましょう。

1.最終面接では「熱意」を見ている

まず、最終面接の特徴は「熱意」や「志望度」に高い比重が置かれていること。

これはなぜかというと、そもそも地頭の良さやコミュニケーション能力は、それまでの面接で十分にチェックされているから。そもそも話が通じない人だったり、到底その会社で活躍することがなさそうな人は、最終面接までに落とされています。

そして、最終面接に登場するのは役員や取締役といった重役たち。彼らは自分で仕事をするのではなく「決めて、責任を負う」のが仕事です。つまり自分では手を動かす仕事をしていないのです(それは部下の役目)。部下を信頼していないと役員や取締役は務まりません。

なので、部下が「この人は良いと思う、ぜひ面接をしてみてください」と言ってきたなら、それを基本的には信頼するのが役員や取締役たちのスタンスです。そこで「優秀なのは認めるけど、本当にうちの会社に入ってくれるかな?」という疑問が役員からすると気になる、というわけです。

そこで重要になるのが「熱意」であり「志望理由」です。いくら優秀でも、きちんと働いてくれるだけの熱意がないならお断りです。最終面接では「優秀さ」より「熱意、志望度の高さ」が勝ります。

最終面接の熱意の語り方

最終面接には、きちんとした熱意の語り方があります。

まずは「貢献したい理由」と、「貢献できる理由」をセットで語ること。ここらへんは志望動機の作り方という記事に詳しいので、自信が無い方はそちらを参考にしてください。簡単に言うなら「自分なりに課題感があるところに、私ならこう貢献できると思っています」と語ることです。

そして、もう一つ。自分の言葉で語れる、大きな夢を言うことです。

自分がその会社に対して思うところでもいいですし、自分がその業界に対して思っていることを語るのでもよいでしょう。これは専門用語で言うのではなく、自分の言葉で言ってください。

自分の言葉で、というのはどういうことか。
2つの例を見比べてみてください。前者と後者、比較してみましょう。

就活生
就活生

日本の製造業のROEは、欧米と比較して低く…資本効率も悪く…
こういった日本の製造業の改善点を、御社でご縁がいただけるのであれば、改善していきたいです。

就活生
就活生

満員電車に乗っているおじさん達を救いたい。つり革に捕まっているあの姿、なんか可哀想じゃないですか。
日本の主要産業は製造業です。御社も製造業の企業ですから、もし御社で働く人々が元気になれるようなものづくりができたら、とっても嬉しいですね。

どうですか?後者の方が親密感がわきますよね。

「自分の言葉」で話す大きな夢を持つ。自分がずっと思っていたことを、素直に自信を持って語ってみる。そうすると、意外と気に入ってもらえて通過しますよ。

2.最終面接では自信を持って語る

そして、重要なのが「元気に話す」ということ。同じことを言っていても、しょぼくれて話すのと、大声でゆっくり話すのでは全然印象が違います。例えば以下の二つの例を見てみましょう。

就活生
就活生

御社が好きです。

就活生
就活生

御社が好きです!!(迫真)

二人とも同じことを言っています。ただ、もう文字だけで後者の方が説得力がありますよね。ちょっと間抜けっぽいと思うかもしれませんが、意外と世の中そんなものなのです。役員を含む会社のお偉いさんも人間です。勘と好き嫌いで物事を選びます。とにかく大声と元気を出して答えるだけでも、説得力がめっぽう増すのです。

ひたすら元気よく、面接会場のどこにいてもはっきり聞こえるくらいの大声で話ましょう。そして、ハリウッド映画の主人公になったくらいの無駄な自信を持つ。これだけでかなり印象が変わります。

最終面接では「役員の経験則」で落とす

なぜ、そこまで自信満々なのが良いことなのか。それは、役員や取締役の経験則で就活生を落とすのが殆どだからです。

すでに解説しましたが、役員は部下が推薦してきた就活生をひとまずは信頼しています。そのうえでどうやって採用・不採用を決めているのかと言うと、「コイツ(就活生)は活躍できそうか・できなさそうか」という経験則なんです。

「活躍できそうか・できなさそうか」なんてのは、役員のフィーリングです。つまり勘なので、あなたはコントロールできません。この役員の勘を当てにいく努力は、あまり実らないのでオススメできません。

ただ、就活生がやたら自信満々に語るだけで「自分は活躍できます!」という、役員に対する強烈なメッセージになります。それがせめてものアピールなのです。そして、この簡単なことが出来る就活生は意外と少ない。この文章を読んでいるあなたが実践すれば、それだけで他の就活生との差別化要因になります。

最終面接の逆質問:熱意をアピールしよう

入社への熱意と、自信ありげに話すことの重要さをご紹介してきました。それ以外にも熱意を面接でアピールできる重要なポイントがあります。それが「逆質問」です。

最終面接の逆質問の特徴

逆質問は、ほとんどの場合で時間調整のために使われます。それまでに殆ど印象は決まっていて、特に聞きたいことがなくなった時に「時間が余ったし、言いたいことがあるかもしれないから聞いておくかな」という心情で聞かれるものなのです。

なので、あなたの勝負はそこまでで終わっている可能性は高いです。ただ、そこでやる気が感じられないような質問ばかり繰り出してしまうと「通すつもりだったけど、やっぱりやる気が感じられないからやめるか」という印象を持たれてしまうことも十分に考えられます。なので、最終面接であってもきちんと逆質問を考えておく必要があるというわけです。

最終面接で熱意をアピールできる逆質問集

では、比較的熱意が伝わりやすい逆質問集を見ていきましょう。

  • 新入社員がわきまえていてほしい考え方などをお聞かせください。
    こちらは、入社前提でないと出ない質問ですね。志望度が高いので、それになるべく沿った形で自分も成長していきたい、というアピールにつながります。
  • 新入社員として、入社までにどんな勉強や経験を積むべきでしょうか。
    これも前の質問と同じで、入社意欲が高いことのアピールにつながります。さらに実際に志望度合いが高く、入社したい場合においても役に立つので、積極的に聞いてみましょう。
  • 入社後のギャップとして、新入社員に多いものはどんなものでしょうか。
    「入社時に直面するであろう困難を知った上で判断したい」というのが、この質問の真意になります。意外と知られていない会社のあり方やデメリットなどを教えてくれるはずです。それでもよい、という場合にはきちんと熱意を伝えることに繋がります。
  • 差し支えない範囲で構いませんので、どんな思いで○○さん(面接官)がお仕事をされているのかをお聞かせいただきたいです。
    役員や取締役、社長といった重役たちに話させる質問です。企業の重役をやるようなおじさん・おばさん達は話すのが大好きなので、話したい衝動を抑えつついろいろな個人的な想いを話してくれるはず。話の最後は「貴重なお話ありがとうございます。ますます志望度合いが高まりました」で閉じましょう。

全部を質問するのはよくないです。相手も忙しい立場ですから、面接時間をやたら引き伸ばされるのは好ましくないのです。私の場合、最後の2つの質問しかしないようにしていました。だいたいそれで分かるので。

最終面接の前に、答えづらい質問をもう一度チェックしよう

最終面接では、役員が本当に鋭い質問をしてきます。特に大手企業の役員は、社員とは段違いの能力値を持っていることも珍しくありません。

役員はさまざまな「差がつくように出来ている、学生にとって答えづらい質問」を繰り出してくるものです。例えば

  • あなたを採用する当社のメリットはなんですか?
  • それ他社でもできませんか?なぜ当社なのですか?
  • 5年後、10年後、あなたは当社でどうなっていたいですか?

…などなど。こんな質問、いきなり面接で聞かれたら不安になりますよね。
でも大丈夫です。これ、みんな答え方に「テンプレート」があります

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